無名の個人でも無料で出版できるKindle出版。
そのため、最近では、電子書籍を出している人も増えてきています。
また、最近は日本でも「ペーパーバック機能」が解禁されました。
そのため、電子書籍だけではなく、個人でも紙の本を販売できるようになりました。
この記事では、紙の本を日本最大級プラットフォームで出版できるペーパーバック機能を分かりやすくご紹介します。
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Amazonのペーパーバック機能とは?
Amazonのペーパーバッグ機能とは、KDP(Kindle Direct Publishing)を通して、個人が、紙の書籍をオンデマンド出版できる機能です。
ちなみに、「ペーパーバック」という単語は、紙表紙を用いた低価格の軽装本のことです。
これまで、無名の著者が紙の本を出版しようとすると、方法がかなり限られていました。
実質的に、
- 出版社を経由して自費出版する
- 同人誌のように印刷所にお願いする
のどちらかであったといえます。
また、時間もかかりますし、需要に関わらずまとまった量を印刷する必要もありました。
そのため、かなりハードルが高い、というのが実際のところです。
しかし、Amazonのペーパーバック機能は、これを大きく改善。
この機能のおかげで、個人でも、ほぼノーリスク、在庫なしで、紙の本を読者に届けることができるようになったのです。
売れたら、販売価格から印刷費等が引かれ、売上の最大60%の印税が手に入ります。
そして、Amazonは、ご存じの通り、日本最大級のショッピングサイト。
比較的容易に販売することができるでしょう。
リスクなしで紙の本を出したい人におすすめと言えます。
【参考】オンラインサロンとは?有名人も続々参入!実は起業に最適?
ペーパーバック機能のメリットは?
KDPを使用すれば、電子書籍を誰でも簡単に出すことはできます。
しかし、それでも、あえてペーパーバック機能を使うメリットはあるのでしょうか?
ここからはペーパーバック機能の具体的なメリットについてお伝えします。
1. 読者層の幅が広がる
電子書籍も、登場してからだいぶ時間が経ち、かなり普及してきました。
しかし、依然として、紙の本がいいという人も一定数います。
また、人にプレゼントするなら紙の本が便利とも言えます。
この点、ペーパーバック機能を使えば、これまで読者が電子書籍ユーザーだけに限られていたところ、紙の本を読むユーザーにも届けられるようになります。
印税の増加、出版マーケティングの範囲拡大につながるでしょう。
2. 在庫を抱える必要がない
前述したように、 Amazonで出版した場合は、オンデマンド販売になります。
これは、注文が入ってから製本され、読者に届く仕組みです。
そのため著者側に在庫のリスクがないのです。
大量に印刷したけど、売れ残ってしまうのは、怖いですよね。
その点、在庫リスクなしで紙の本を売れるのは非常に魅力的です。
副業で紙の本を出したい人は、検討してみる価値があるかもしれません。
3. 電子書籍では出しにくかったジャンルの書籍も出版できる
電子書籍ではコンテンツとして魅力が薄かった書籍も、個人で出版できるようになります。
例えば、
- 画集
- パズル本
- 絵本
- 手帳やワークブックのような書き込み式の本
といった本も、紙で出版できるようになります。
クリエイター、アーティスト、イラストレーター、漫画家、写真家と言ったクリエイティブ関係の人たちにも、ペーパーバック機能はおすすめです。
このように、電子書籍だけではできなかったことが個人でもできるようになったことは大きなメリットと言えるでしょう。
ただ、メリットがある一方で、気を付けなければならないこともあります。
- まだ日本未対応の機能がある
- 表紙ファイルの作成が大変
といったところが、代表的でしょう。
ペーパーバック機能で出版する方法
ここからはペーパーバック機能を使って紙の書籍を出版する具体的な方法を解説します。
とは言え、基本的には電子書籍の出版と同じ流れ。
一度電子書籍を出版したことがある人は、案外とっつきやすいかと思います。
Amazonのペーパーバック機能の具体的な流れ
まず、KDPにログイン後、「本棚」の一番左を選択します。
次に、タイトルやシリーズ名、ジャンルなどの書籍情報を入力します。
その次に、無料の「ISBN」を取得する必要があります。
その後で、書籍にしたい本のファイルをアップロード。
製本の設定をして、表紙・裏表紙・背表紙のPDFをアップロードします。
この表紙PDFを自作するのはちょっと大変。
ページ数・製本の設定に応じて大きさが変わります。
そのため、電子書籍と異なり、ページ数などをしっかりと調べて作成する必要があります。
その後、価格設定を行います。
一応、審査もあります。
審査に合格すると、読みたい人が注文できるようになります。
【参考】Teachableとは?手軽なオンラインスクール制作ツールを解説
ペーパーバック機能で紙の本をリスクゼロで出版
この記事では、ペーパーバック機能を解説しました。
リスクゼロで紙の本を出版できる時代になり、 より出版という夢が身近になってきています。
紙の本の出版に興味がある方は、ぜひ試してみることをおススメします!