「人脈」は重要?改めて考えたい意味と注意点

人脈は、ビジネスパーソンにとって、心強い支えになります。

ビジネスの現場で、誰かの力を借りたいとき。

仕事で何かトラブルに巻き込まれた時。

はたまた、今後の自分のキャリアについて迷っている時。

また、自分の可能性を広げてくれるものでもあります。

今回は、改めて考えたいビジネスパーソンにとっての「人脈」の重要性と、人脈作りの注意点を解説していきます。

【参考】起業仲間はどうすれば見つけられる?NGなタイプは?

 

人脈

 

人脈はあった方が良い

ビジネスパーソンにとって人脈は、キャリアや成長に大きな影響を及ぼす要素の一つ。

  • 「人脈なんて必要ない」
  • 「スキルと経験さえあればやっていける」

と言う人もいます。

もちろん、そのような人もいるでしょう。

しかし、人脈は、当然、無いより有った方が自分のためになることは確かです。

特に、現状キャリアの浅い人がいつまでも人脈を作らないでいると、成長のチャンスを逃してしまうことにもなります。

人脈を重要視するのであれば、早い段階から人脈作りを意識しておく必要があるでしょう。

【参考】起業セミナーに参加するメリットと怪しいセミナーの見分け方

 

ビジネスパーソンに人脈が必要な理由

それでは、なぜビジネスパーソンにとって人脈がそれほど重要なものとなるのでしょうか。

具体的な理由について見ていきましょう。

 

新鮮な情報をいち早く入手できる

まず、人脈がある人は、新鮮な情報にアクセスし易くなります。

  • まだ公開されていない具体的な案件
  • 業界内のトレンド
  • 他社の動向

など、ネットには出ていない、リアリティ高い新鮮な情報を入手し易くなります。

それらの情報を、他の誰よりも先に入手できれば、ビジネスで有利になります。

自分が利益を享受できたり、損失を回避できたりするだけでなく、現在携わっている事業にも貢献できます。

個人的なキャリア形成にも、必ず役に立つでしょう。

 

取引先が見つかる

特に、営業マンや、フリーランスで個人事業を営んでいる人にとって、取引先が見つかるか否かは死活問題。

自身の収入にも直接的に関わってきます。

関連する業界に友人や知人、元同僚といった顔馴染みがいれば、紹介してもらえたりする機会も増え、取引先が見つかりやすくなるでしょう。

また、顔馴染みだと、お互いに安心して何かをお願いしたり、融通を利かせたりしやすくもなります。

 

就職先、転職先が見つかりやすくなる

リファラル採用が、多くの企業において、人材確保の新しいスタンダードとして確立してきている時代。

業界内に知人、友人がいれば、それだけ転職先も見つかりやすくなります。

もちろん、スキルや実績など、中身ありきのことは言うまでもありません。

しかし、「誰かの紹介」という安心感は、絶大なのです。

人脈があれば、リファラルで「うちの会社にきてみない?」と誘われやすくなります。

自ら企業を探して応募するよりも、好条件で入社できることもあるでしょう。

【参考】

 

人脈を作る上での注意点

一方で、人脈を作っていく上で、いくつか気をつけたいことがあります。

見ていきましょう。

 

人脈には「質」がある

人との繋がりであれば、何でも良い、誰でも良い、というものではありません。

人脈を作る際にはその「質」を重視する必要があります。

例えば、

  • バリバリやってる経営者
  • 優秀なエリートサラリーマン
  • 愚痴ばかり言っている、窓際に追いやられた残念な人

これらの中で、どのような人と繋がるのか次第で、人脈の意味は大きく異なってきます。

また、連絡しようと思えばできる関係であったとしても、

  • 名刺を交換した
  • SNSで繋がっている
  • 一緒に飲んだことがある
  • 一緒に仕事をしたことがある

で、人脈の意味は全然異なります。

FacebookTwitterで繋がっている」というだけでは、人脈としての繋がりが弱すぎます。

そのような人脈がいくらあったところで、何も起こらないでしょう。

濃密な時間を一緒に過ごし、お互いに何かを依頼したり、相談したりできる関係。

「この人のためなら」とお互いに思える関係。

このように「質」が伴わなければ、あまり意味のない人脈となってしまうでしょう。

 

まずは自分からギブする

たとえ「質」の高い人脈であっても、一方的に何かをしてもらおうというスタンスだと、人はだんだん離れていくもの。

最初のうちは快く応じてもらえても、次第に

  • 「なぜこの人に教えなければいけないの?」
  • 「なぜこの人のために動かなければならないの?」
  • 「こちらから一方的にGiveしてばっかりだ!」

と思われてしまいます。

結果、見放されてしまうこともあるでしょう。

しっかりと関係を構築し、維持するためにも、まずは自分から、何か相手の役に立つことから始めましょう。

そして、お互いにウィンウィンの関係になれるよう努めましょう。

 

まずは目の前の仕事に全身全霊で臨んでみよう

「人脈」と言うと、多くの人は交流会やセミナーなど、社外イベントに参加することに注力しがち。

しかし、まずは目の前の仕事に、全身全霊で取り組んでみましょう。

これが、人脈を作る上で案外大切だったりします。

  • 「この人は仕事がデキる!」
  • 「誠実に、一生懸命やってくれる人だ!」

と思ってもらえるだけでも、人は近づいて来ます。

また、数字には出なくても、案外人はよく見ているもの。

良い評判も、自然に出回るようになります。

そして、何かあった時に思い出してもらえて、声をかけて貰えたりするのです。

「何事にも真摯に、誠意をもって取り組む自分」を見せるだけで、意外と信頼関係の輪は広がっていくものです。

【参考】共同経営とは?「仲良し起業」の失敗パターンを知っておこう

 

人脈を広げて、自分の可能性を広げよう

人脈を作っていくための活動や努力をすることは、確かに大切なことです。

しかし、ただ人脈を作れば良い、誰でも良いので知り合いを増やせば良い、というわけでは決してありません。

その質や意義を改めて確認した上で、人脈作りに励み、自身の成長につなげていきましょう。

【参考】メンターとは?若手起業家が見つけておきたい理由と見つけ方

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. ベンチャーキャピタルのタイプ
  2. wrike
  3. Vimeo
  4. 一般社団法人
  5. 副業
  6. 大企業病
  7. 起業・副業を支援
  8. エコマーケティング
  9. 海外製ツールの値上げ

おすすめの記事

  1. 在宅勤務でサボり
  2. 共同経営
  3. サバティカル休暇
  4. スノッブ効果
  5. 意識高い系
  6. 代替食品
  7. 縁故採用
ページ上部へ戻る