女性起業家になる!考える・知るべきこと3つと資金調達方法
- 2021/6/16
- 起業・開業
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「起業家」と聞くと、男性が多いイメージかもしれませんが、近年、女性ならではの視点で活躍する女性起業家もたくさんいます。
帝国データバンクが行った調査では、 女性社長の数は30年連続で増えているという結果も。
とは言っても、
「起業に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」
そう思いながら長年過ごしてしまっている女性も多いのではないでしょうか。
SNSを開けば子育てや夫の話題がいっぱいの環境で、
「起業について相談できる相手がいない」
「ロールモデルとなる人が身近にいない」
という悩みを抱えやすいのも、起業を考えている女性にとってありがちかもしれません。
ここでは、起業したいと思っている女性が初めの一歩を踏み出すために、起業方法や有名な女性起業家、資金調達法などのお役立ち情報を初心者向けにわかりやすく解説します。
起業家とは何をする人なのか
「起業家」とは「自ら新しく事業・ビジネスを起こす人」を指す言葉です。
英語では「アントレプレナー」と呼ばれるほか、事業によっては、社会にイノベーション(革新)を起こす人という意味で「イノベーター」と呼ばれることもあります。
革新的な方法によって社会の課題やニーズを解決する存在として社会からも期待されているのが「起業家」なのです。
副業や個人事業主などで「起業」する人も
では、何をすれば「起業家」と言えるのでしょうか。
狭い意味では「ベンチャー企業を起こす人」を意味することも多い言葉ですが、一口に「起業」と言っても事業規模は様々。
法人設立だけでなく、個人事業主としてスモールビジネスを起こす場合もあります。
また、副業として「起業」することも可能です。
日本の有名な女性起業家
「身近にロールモデルがいなくて起業に漠然とした不安がある」
そんなときには、有名な女性起業家を参考にしてみるのがおすすめです。
憧れの存在がいれば、モチベーションアップにもつながります。
ここでは日本で活躍している女性起業家の皆さんを数名ピックアップしてご紹介します。
株式会社Coupe 竹村恵美さん
2015年、立教大学文学部卒。
在学中にサロンのモデルハントサービスの「Coupe」を立ち上げました。
「Coupe」は美容師がモデルハントにかける時間を短縮するためのWebサービスです。
友人の美容師がモデル探しに苦労していることにヒントを得たのがきっかけとのこと。
問題解決が事業の成功につながっています。
株式会社ウツワ ハヤカワ五味さん
ファッションデザイナー、経営者。
18歳で課題解決型アパレルブランド株式会社ウツワを立ち上げ。
小さい胸を「シンデレラバスト」と呼び、バストの小さい女性を対象としたランジェリーブランド「feast」で注目を浴びました。
現在も「女の子が自分らしくいられる社会」を目指し、 生理用品のブランドを立ち上げるなど活躍されています。
MEDERI株式会社 坂梨 亜里咲さん
26歳から始めた不妊治療をきっかけに、ウーマンウェルネスブランド「Ubu」を展開。
「自宅でできる、もっとも身近な妊娠準備」として、妊娠に必要な栄養を厳選したサプリメントと妊膣内の菌の状態を自宅で簡単にチェックできるキットを販売しています。
そのコンセプトは「わたしを愛でる」。
不妊治療を経験した坂梨さんから生まれたサービスは、新たな視点から女性たちの課題解決に挑戦しています。
このように日本国内だけでもたくさんの女性が「起業家」として活躍しています。
起業家になるために最初にすべきこと
では、起業家になるために何をすれば良いか、みていきましょう。
①事業内容を考える
「起業家」になりたいと思ったら、まずどのような事業で「起業」するのかを考えなければなりません。
単に自分の好きなことを追いかけるのではなく、顧客目線で、どのような課題解決をしたいかと考える必要があります。
顧客から求められるものを、どのように提供し、利益を出していくのか。
考えなければならないことはたくさんありますが、考えを一つ一つ整理して、事業として組み立てていかなければなりません。
②起業家コミュニティに入ってみる
起業のための道のりは長く険しいものです。
モチベーションを持ち続けるためには周囲に相談できる方や、 同じように起業をしようとがんばっている仲間を持つことも大事です。
また、自分のアイディアを客観的に見るためにも、利害関係のない仲間と話をすることは重要です。
そして、既に起業して軌道に乗せている人がいたら、細々としたことを聞くこともできるかもしれません。
ネットで探してみると色々と出て来るので、連絡してみるのもいいかもしれませんね。
③起業したいと思う理由を明確にする
長期間モチベーションを保ち続けるためには、「何のために起業するのか」を明確にしておくことも大切です。
どんなに成功している起業家にも失敗は付きもの。
厳しい状況の中でも頑張る理由があるか、考えておきましょう。
「起業」に必要なお金の集め方
法人として「起業」するために必要な資金は、株式会社を作る場合、約21万円、合同会社を作る場合約7万円です。
個人事業主として開業するのであれば、税務署に開業届を提出しますが、その場合費用はゼロ円です。
公的制度を上手に活用して資金調達
会社を設立して「起業」ができたとしても、実際に事業を回していくには多額の資金が必要となるため、 開業時の資金繰をどうするか悩む人も多くいます。
そんなときには、 日本政策金融公庫の融資制度等、起業家をサポートしてくれる公的機関もあります。
日本政策金融公庫は、多くの起業家が創業時にお世話になる、起業家への登竜門とも言える政府系の金融機関。
一般的な金融機関に比べて、かなり有利な条件で融資を受けることができ、起業家向けの融資メニューも豊富です。
例えば、
「女性、若者/シニア起業家支援資金」では、
起業立ち上げの際の資金だけでなく、事業開始後おおよそ7年以内に必要な資金が対象となります。
申請資格は女性、または35歳未満か55歳以上の人、かつ新規事業立ち上げまたは事業開始後7年以内とされており、融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)です。
そのほか、東京都が支援する「女性・若者・シニア創業サポート事業」もあります。
また、「創業補助金」など、返済が必要ない補助金や助成制度も審査が通れば利用できます。
「女性起業家」になるためにできることは色々
近年、日本でも多くの女性が「起業家」として活躍しています。
「起業家」にとって顧客目線であることは大切ですが、女性ならではのニーズ、主婦ならではのニーズを捉えることができるのが、女性起業家のもつ大きなメリットです。
起業するために今日からできることもたくさんあります。
まずは成功事例を調べ、 憧れのロールモデルとなる女性起業家を探してみるといいかもしれません。