「ECサイトを立ち上げたのはいいけど集客が上手くいかない…」
「広告で集客しているけど、コストがかかりすぎている…」
「リストに集まる見込み客がなかなか商品を買ってくれない…」
こんな悩みを抱えるECサイトの担当者は多いものです。
それなら、オウンドメディアを始めてみてはいかがでしょうか?
成果が出るまで時間がかかり、即効性があるものではありませんが、
- 購入意欲のある見込み客を集められる
- 低コストで継続的に集客できる
というメリットがあります。
この記事では、
- そもそもオウンドメディアとは?
- オウンドメディアのメリットとデメリット
- オウンドメディアの立ち上げに役立つツール
について解説します。
オウンドメディアとは
オウンドメディアは、自社で所有しているメディアという意味で、企業や個人が、関連するコンテンツや情報を提供するメディアを意味します。
- ブログ
- YouTube
- SNS
など、消費者向けに情報発信をする媒体の総称を意味することが一般的です。
なぜ?多くのECサイトがオウンドメディアをやっているのか?
オウンドメディアを活用すると、
- SEOによる集客
- メディアによるブランディングと信頼獲得
が実現できます。
そのため、有名なEC企業でもオウンドメディアを構築していることは多いと言えます。
特にECサイトでは、商品に興味を持ってもらいやすい情報を発信できるため、強い需要を生み出して購買に繋げられる可能性があります。
最終的には、
- 短期的な集客施策としてWeb広告
- 信頼関係の構築や長期的な集客としてオウンドメディア
としてWebマーケティングの形を構築するケースが多く、今や、ECサイトがWebから集客するには欠かせない施策となっています。
【参考】WordPressでネットショップは作れる?必要な機能は?(前編)
ECサイトがオウンドメディアを運用するメリットは?
ここからは、ECサイトビジネスでオウンドメディアを構築するメリットについてお伝えします。
メリット1:低費用で継続的に集客できる可能性がある
集客において、オウンドメディアはWeb広告より低コストになることが多いもの。
Web広告の場合、集めた人数や見せた分だけ比例してコストがかかります。
もちろん、オウンドメディアも構築や運用にコストがかからないわけではありません。
しかし、集客数に比例して金銭的コストが増えるというものではありません。
少ないコストで、多くの見込み客を獲得できる可能性を秘めています。
もちろん、「魅力的な情報を提供できれば」ですけどね。
メリット2:購入意欲のあるお客さんが集まりやすい
広告やSNSの場合、購入意欲が低い人も集まってしまうこともあります。
しかし、オウンドメディアからの集客は主にSEO。
検索された悩みや問題、商品情報からアクセスを集めることが可能です。
そのため、購買意欲が十分にある見込み客を集めることができます。
メリット3:ブランディング
オウンドメディアで情報提供を行うと、「しっかりとした知識のあるショップ」という印象を与えることができます。
無名のECサイトでも、見込み客から見れば「専門店」「権威のある店」のと映るでしょう。
- 単にインスタントコーヒーを売っているだけのECサイト
- コーヒーの歴史やインスタントコーヒーの知る人ぞ知るエピソードを伝えながら売っているECサイト
では、後者の方が安心できますよね?
厳選された、良い商品を売ってそうな印象を与えられます。
このように、オウンドメディアでの情報提供には、ブランディングの効果もあります。
【参考】WordPressの代行・サポートは起業や副業向き?(前編)
オウンドメディアによる集客のデメリットは?
オウンドメディアには多くのメリットがあります。
しかし、一方で、無視できないデメリットもあります。
デメリット1:成果が出るまで時間がかかる
オウンドメディア最大のデメリットが、「即効性は低い」ということです。
SEOで集客し、ブランディングで信頼してもらうには、かなりの量のコンテンツが必要になります。
しかも、そこに独自性がなければ、選ばれる理由にはなりにくいでしょう。
オウンドメディアでのよくある失敗は、成果が出るまでに、リソースやネタが尽きて撤退してしまうこと。
成果が出るまで耐えるプランや、短期的な施策と組み合わせる必要があります。
デメリット2:情報が欲しいだけの人も集まってしまう
オウンドメディアでは、有益な情報を無料で公開することになります。
それが信頼や購買に繋がるという側面は確かにあります。
しかし、情報だけ見て、そのまま去っていく人も多いのです。
せっかく来てくれた顧客であれば、上手く購買に繋げる施策を打つ必要があります。
デメリット3:労力がかかる
シンプルに、オウンドメディアの運用は大変です。
しかも、成果が出るまで時間がかかるので、その大変な状況が長期間続きます。
頑張れば、ひとりでできないこともありません。
しかし、ECサイトの運営と並行してオウンドメディアの運営もこなすのは、かなりの難儀。
基本は、ライターなどに依頼して、外注する事をおすすめします。
しかし、その分、金銭的コストも増えるためよく計画する必要があるでしょう。
【参考】WordPressプラグインの使用上の注意点とオススメ
オウンドメディア構築に役立つツール3選
最後に、オウンドメディアの構築・運営に役立つツールやWebサービスをご紹介します。
1. WordPress
一度はその名前を聞いたことがあるであろう、WordPress。
様々なサイトを作れる、世界的なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
当然、オウンドメディアの構築においても力を発揮します。
また、プラグインを使えば、自由に機能を拡張することも可能。
カスタマイズして、理想のオウンドメディアを組み立てることができます。
しかし、Webの初心者には、難易度が高めかもしれません。
公式サイトはこちら↓
AmebaOwnd
アメブロを運営している、株式会社サイバーエージェント。
AmebaOwndは、同社が提供しているオウンドメディア構築ツールです。
このツールは、無料から使うことができます。
そして、デザイン性の高いオウンドメディアを作れます。
ブログ感覚でオウンドメディアを運用できるのも評価できるポイント。
WordPress程の拡張性はないものの、かなりスピーディにオウンドメディアを構築できます。
公式サイトはこちら↓
Clipkit for EC
このツールは、EC専用のサイト構築ツールです。
Shopifyと連携して、簡単に記事やランディングページを作れます。
- LPによる集客もしたい
- WordPressだと難易度が高すぎる
そんな時には、このツールも検討してみてください。
公式サイトはこちら↓
https://clipkit.co/clipkit-for-ec
【参考】WordPressとAmebaOwnd!それぞれの特徴を比較
オウンドメディアで広告費を抑えて集客しよう
この記事では、ECサイトでのオウンドメディアのメリットとデメリットについて解説しました。
お伝えした通り、成果が出るまでかなり労力はかかります。
しかし、長期的な視点で見ると広告宣伝費を抑えながら集客することが可能。
「広告費を抑えながら意欲的な見込み客を集めたい!」
それなら、オウンドメディアを検討してみてはいかがでしょうか?