「集客は充分やっているはず…」
「実際、見込み客のリストも増えている…」
「なのに、売上や利益が増えない」
こんな風に悩んでいる個人起業家や社長は、多いのではないでしょうか?
このような状況の場合、集客力以外にも、売上が増えない原因があるのかもしれません。
この記事では、集客できても売上が増えないケースで、よくある原因を4つについて解説します。
【参考】えっ、何で?「詰め替え用」がなぜかボトル入りより高い理由
売上が増えないよくある原因4つ
それでは、売上が増えない原因について解説していきましょう。
原因1:こまめな改善や変更をしない
継続的に販売をしようとすると、改善や変更は欠かせません。
「一度仕組みを作ったらおしまい」にしている人は、意外と多いものです。
しかし、それだと、顧客は飽きてしまいます。
広告を打っても、なかなか響かなくなってくるでしょう。
また、同じような競合がいるのであれば、常に差別化を意識しなければなりません。
対処法
継続的に施策を考え、常に売り方やクリエイティブを更新していきましょう。
広告の動向や、他社の施策に目を向けて、様々なチャレンジをしましょう。
大きくヒットした商品や売り方でも、その効果が永続するということは極めて稀です。
原因2:集客する人を間違えている
個人事業主の多くが、文房具や食品のような大衆向けでなく、専門性のある商品・サービスを売っています。
だとすると、やみくもに数を集めても商品やサービスは売れません。
Webマーケティングの講座を、マーケティングに興味のない主婦に売ろうとしてしているようなものです。
専門性のある商品やサービスは、集めるお客さんの属性や特徴が、売れ行きを左右します。
対処法
集客する人の属性を見直すことが重要です。
例えば、Facebook広告のようなWeb広告であれば、
- コンサルタント限定
- 30代男性限定
といった感じに、広告を見せる人の属性を絞り込むことができます。
商品・サービスを、集めた客に合わせて開発するのもよいでしょう。
また、売る時のアプローチを変えるのも手です。
上で挙げた主婦とWebマーケティングの話で考えると、
「Webマーケティングのスキルでスキマ時間に在宅ワーク」
という感じでアピールすると、主婦にも売れそうな気がしませんか?
このように
- 集める人を見直す
- 集めた人に合わせてビジネスを修正する
- 販売する時のアプローチを変える
といった方法で、この原因を解消することができます。
原因3:安売りをし過ぎている
安売りをしていると、売上は増やしにくくなります。
目先の売上を確保するためのやみくもな安売りは、実は危険。
じり貧になってじわじわと資金を減らしていき、ゆくゆくは破綻してしまいます。
そして、安売りに慣れた顧客は、安売り以外受け付けなくなってしまいます。
通常価格に戻すと、「高い」と思われて離れてしまうのです。
対処法
価格を上げ、安売りを限定的なものにしましょう。
そうすることで、売上も増やせますし、安売りセールにも限定性が生まれ効果が高くなります。
値引きするなら、本来の価格より安く、お得であることをしっかりとアピールします。
原因4:キャパシティの限界
これは、個人でも組織でも起こりがちな原因です。
サービスや商品の供給が上限まで来たので、それ以上売り上げが増やせない状態になります。
この原因の場合は、無理に対処しなくてもよいこともあるかもしれません。
しかし、もっと売り上げを伸ばしたいなら、リソースを確保しましょう。
対処法
上限を増やしたいなら、
- 人員の確保やツールを活用した仕組み化
- 人手を使わなくても業務が動く効率化
が必要です。
ただ、人を雇うことは簡単にはできません。
人件費の観点から長期的に見ると厳しくなってしまうこともあるでしょう。
なので、最初はツールの採用をおすすめします。
ツールは、人を雇うより安価なことが多く、始めることも辞めることも簡単です。
単に商品の価格を上げるのも良いでしょう。
【参考】Facebook広告ライブラリの「裏技」的活用法で広告競争を制す
集客だけでは売上は増えない
この記事では、集客できているのに売上が増えない原因を4つご紹介しました。
「集客できれば何とかなる」という思い込みが一番危険です。
集客すること以外にも目を向けて、売上を増やせるように頑張りましょう。