プロダクトローンチとは?爆発的な売り上げを生み出す手法

マーケティングに携わっていたり、マーケティングの勉強をしたりしていると、「プロダクトローンチ」という言葉に出会うことがあります。

「数日で売り上げを爆発的に増やせる」というフレーズと共にあることが多いでしょうか。

そのため、「怪しい」と思って見ている人も多いかもしれません。

しかし、実は、これは昔からあるれっきとしたマーケティング手法です。

そして、本質的には中身はシンプル。

本質を理解してしまえば、実践や応用は決して難しくありません。

この記事では、プロダクトローンチとは何かや、そのメリット、デメリットについてお伝えします。

【参考】ステップメールとは?メールマーケには欠かせない手法

 

プロダクトローンチ

 

プロダクトローンチとは?

プロダクトローンチとは、アメリカのマーケッター、ジェフ・ウォーカー氏が開発・提唱したマーケティング・販売の手法です。

商品販売前から見込み客を集め、情報を小出しにすることで教育し、期待感を高めて販売するというのがその特徴。

ドリップマーケティングの一種とも言えます。

本場アメリカでは、マクドナルドやApple、ハリウッド映画も活用する手法。

日本の起業家や企業でも、実践している人が多いと言えます。

カタカナ文字で、なかなかイメージしにくいかもと思う人もいるかもしれません。

しかし、要するに「人を集めて、情報を小出しにして、期待感を高める」というもの。

本質はシンプルなのです。

この手法自体、結構見かける機会は多く、例えば、

  • カードゲームで新カードを徐々に公開する
  • 新ツールのアップデート情報を小出しにして公開する
  • バンドがアルバムを売るために。順番に新曲をYouTubeにアップする

といったものがあります。

また、日本ではあまりメジャーではありませんが、大量に広告費をかけて、売上を増やすという手法以外でも、ローンチからビジネスを小さく始めて成長させる方法もあります。

【参考】ドリップマーケティングとは?販売までを自動化する施策

 

プロダクトローンチのメリット

次に、プロダクトローンチのメリットについて見ていきましょう。

 

メリット1:一度に大量の売上を獲得できる

プロダクトローンチの最大のメリットは一気に大量の売上・利益を獲得できることです。

規模にもよりますが、一度に数百万~数千万円の売上を獲得できることも。

中には一度のプロダクトローンチで数億の売上を獲得することもあります。

大量に短期間の売り上げを獲得するなら、非常に有効な手法と言えるでしょう。

 

メリット2:短期間でリストを集められる

プロダクトローンチは、集客・マーケティング(教育)・販売を一気に行う手法です。

短期間で見込み客・顧客リストを沢山集めることができます。

そのため、ローンチ後も別の商品が売れる、ファンになってくれる可能性が高いでしょう。

一発の売り上げだけでなく、長期的な安定にもつながりやすいのが特徴です。

 

メリット3:動画にすれば、ある程度は自動化できる

動画や視聴ページの配信タイミングなどを上手く設計できれば、ある程度は自動化が可能。

細かい調整は必要なものの、何回も継続的にプロダクトローンチを実施できます。

上手く仕組みを作れれば、

【参考】セールスファネルとは?効果的な打ち手に必須の考え方

 

プロダクトローンチのデメリット

このようなメリットもありますが、無視できないデメリットもあるのです。

 

デメリット1:失敗したときのリスクが大きい

プロダクトローンチは、集客のためにたくさんの広告費をかけるのが一般的。

そのため、失敗すると、大きな赤字になる事もあります。

よって、ローンチ自体の計画やその後の資金管理をうまくする必要があるでしょう。

資金がないなら、予算の上限を決めて小さくローンチをトライしてみましょう。

 

デメリット2:現実は毎回、労力がかかることが多い

上で、プロダクトローンチは動画で自動化できると述べました。

しかし、理論的にはそうですが、実際は、リサーチのやり直しや修正など、毎回労力がかかることが多い手法です。

プロダクトローンチだけに頼っていたら、マイナーな調整を何回も繰り返さなければいけないこともあります。

人によっては苦痛に感じたり、上手くこなせなかったりするかもしれません。

 

デメリット3:集まり過ぎることがある

顧客を集めることに成功して、それで終わりではありません。

商品・サービスをしっかりと提供するという使命があるのです。

当たり前のことと思うかもしれませんが、プロダクトローンチで上手くいくと膨大な数の顧客を抱えることもあります。

もちろん、単なる売り切り商品なら問題ありません。

しかし、長期間をかけて実施する講座やコンサルティングといったサービスだと、上手く提供できずにトラブルになることもあり得るでしょう。

そのため、提供のキャパシティを超えないように、

  • 販売数をコントロールする
  • 外注を活用したり人材育成したりして提供できる体制を整える

といったことが重要になってきます。

【参考】オウンドメディアとは?成功事例と留意点を手短に解説

 

プロダクトローンチをやるべき?3つの質問でチェック

ここまで、プロダクトローンチとは何かと、メリットとデメリットについて解説しました。

これは、場合によっては最強の方法かもしれません。

しかし、ビジネスの形態や規模、状況によっては成功する見込みが低いこともあります。

最後に、「あなたは今プロダクトローンチを実施できるか?やるべきか?」を判断する上で自問自答したい3つの質問を挙げておきます。

 

1. ある程度まとまった広告費を用意できるか?

プロダクトローンチは広告費をかけたほうが効率が良く実施できます。

逆に、広告費を全くかけないと、期待通りの売上を確保するのは難しいでしょう。

広告費をかけられない、または、広告費をかけることに抵抗があるなら、新規集客を交えたプロダクトローンチはあまりおすすめできません。

もちろん、「広告費をかけなければできない」というわけではありません。

 

2. 教育用のコンテンツを制作できるか?

プロダクトローンチには顧客教育用の動画コンテンツが必要です。

このコンテンツが無いと充分な顧客教育ができません。

プロダクトローンチ用の教育コンテンツをあなたは作成できるでしょうか?

出来れば、ここは自分で作成できるというのが理想的。

もし、作成できないのなら、専門家や外注に依頼するのも手です。

 

3. きちんと商品・サービスを提供できる体制はあるか?

プロダクトローンチは大量に集客・販売できる手法。

大量に集めて、販売した後、商品・サービスをしっかりと提供できますか?

特に、サービスの提供が中心なら、相応の人員確保が必要です。

もちろん、コンテンツ販売のみで完結するなら気にしなくても大丈夫。

しかし、人が動いてサービスを提供する場合は

人を雇ったり、外注を活用したりする等して、提供できる体制を整えてからプロダクトローンチを実施してください。

また、プロダクトローンチの実施工程の中でも、

  • コンテンツ制作
  • コピーの作成
  • カスタマーサポート体制の準備

など結構な量の仕事があります。

よって、ひとり起業家やフリーランス、個人事業主の場合、外部の協力を仰ぐ必要があるでしょう。

【参考】アンバサダーマーケティングとは?デメリットやリスクに注意

 

プロダクトローンチで大量の売上を一度に獲得

この記事では、プロダクトローンチについて解説しました。

基本は、集客しつつ、情報を小出しにして、期待を高めて売るというシンプルな手法。

しかし、当然ですが、実践には多額の広告費やちゃんとしたコンテンツが必要になります。

また、労力も結構かかります。

組織や、誰かの協力がなければ、単独では実践が難しいと言えます。

もし、プロダクトローンチについてもっと学びたいと思ったらこちらの書籍がおすすめです。

ザ・ローンチ

しっかりと学んで、上手くあなたのセールスに取り込んでいきましょう。

【参考】カスタマージャーニーマップとは?toCビジネスの必須施策

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