クイズをマーケティングに!?アメリカで流行中の手法を紹介

日本では、クイズといえばテレビやYouTubeで見る娯楽との認識が一般的かもしれません。

ご存知の通り、持っている知識や思考を駆使して、問いに対する正解を答えるものですよね。

ですが、マーケティングの本場アメリカでは、クイズをマーケティングに活用する例が多くあります。

この記事では、クイズをマーケティングに活用する戦術とはそもそも何か?そして、あなたのビジネスにもクイズを取り入れるためのポイントについてもお伝えします。

【参考】ゲーミフィケーションとは?マーケティングや研修での活用例

マーケティング

 

「クイズをマーケティングに活用する」とは?

そもそも、クイズをマーケティングに活用するとはどういうことでしょうか。

クイズをマーケティングに活用する、つまり、クイズマーケティングとは、「見込み客候補や見込み客、顧客へクイズを出題し、そこから得られた回答をビジネスに活用する施策」です。

イメージとしては、診断テストに近いかもしれません。

しかし、より知識や理解度を問うことで、見込み客とその情報を獲得することが目的。

回答を元にニーズを把握し、商品やサービスをすぐに提案することが可能になるのです。

フォーブスやウォールストリートジャーナルでも取り上げられたことのある、アメリカ屈指のマーケッター、ニール・パテル氏は、自身のブログで以下のようにコメントしています。

「マーケティング戦略でクイズを使用することは、最も過小評価されているマーケティングの1つです。」

「リード獲得、見込み客・顧客の関心を引くなど、非常に効果的です。」

今後、日本でも本格的に流行する可能性があるマーケティングの施策かもしれません。

【参考】リードジェネレーションとは?Webマーケ入門者向け必須知識

 

クイズをマーケティングに活用する3つのメリット

アメリカで評価されている、クイズのマーケティング活用。

ズバリ、どんなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、主なメリットを3つご紹介しましょう。

 

リード獲得や教育が容易になる

多くの場合、リード獲得用のLPや広告はネットユーザーにとって退屈で邪魔なものです。

YouTubeの視聴者が、ほとんど広告をスキップするのも、それが理由と言えるでしょう。

しかし、クイズや診断テストには、楽しめるエンターテイメントとしての側面があります。

テレビでやっているクイズ番組って、ついつい見ちゃいませんか?

クイズは、見込み客・顧客が興味深く楽しめるもので、「こちらのメッセージを届ける」には非常に効果的です。

また、リード獲得だけでなく、メルマガやブログ、SNSといった日々の発信コンテンツにも活用できます。

退屈で一方的な「お勉強的コンテンツ」の発信とは根本的に異なります。

クイズを取り入れて興味を引くことで、必要な情報を届けることが可能になるのです。

 

質の良い見込み客が集まる

見込み客は数だけ集めてもほとんど意味がありません。

商品やサービスを案内しても「求めている人」がリストに居ないと、全く売れないのです。

ビジネスのステージにもよりますが、数よりも質を重視した方が良い場合は案外多いもの。

クイズを活用することで、特定のトピックに関心のある人だけが集まれば、リード獲得において興味の強い、上質な見込み客を集めることができます。

また、クイズを解くという行為は、そのトピックに興味がない場合は途中で辞めてしまうのが一般的。

商品やサービスに興味がない冷やかし客を遠ざけるためにも有効と言えます。

 

回答に合わせて適切なアクションを提案できる

見込み客・顧客の回答は、顧客を理解する上では非常に貴重な情報です。

回答の内容に合わせてコンテンツを配信したり、サービスを販売したりできるからです。

この活用方法は、見込み客・顧客に特定の知識が必要な商品であったり、限定的なターゲットに対してサービスを売る場合には特に重要です。

例えば、Webマーケティングに関する「初級者向け・上級者向け」の2つの商品があった場合、クイズの回答から、回答者が初級者なのか、上級者なのかを判断してマーケティング・販売促進活動を行うことができます。

また、

「Webマーケティングの知識は充分にあるけど、上手く活用できていない」

「社長向けのコンサルティングサービス」

を提供している場合を想定してみましょう。

この場合も、クイズを用意することで

「知識・理解度はどれくらいあるのか?」

「そもそも社長なのか?」

を判断して、次のアクションに繋げることが可能になります。

商品やサービスを提供する側と、顧客・見込み客側との間には、知識や認識においてギャップがある場合がほとんど。

クイズを通して見込み客・顧客を理解することでギャップを埋め、適切な商品・サービスを提案することができます。

【参考】CPAとは?今さら聞けないWebマーケ用語を基本から解説

 

クイズをマーケティングに活用する上で成果を出す3つのポイント

ここまででクイズをマーケティングに活用するメリットを解説してきました。

最後に、クイズをマーケティングに活用するための3つのポイントについてお伝えします。

 

どんなクイズにするのかを決める

まずは、どのようなクイズにするのかを明確にしましょう。

「クイズ」と一言で言っても、多くの種類があります。

あえて大きく分けると、

  • 特定のトピックに関する知識を問うパターン
  • 診断テストのように性格を問うパターン

の2つがあります。

例えば、見込み客の知識や認識を知るリサーチが目的なら、知識を問う必要があります。

一方で、見込み客自身のことを深く知りたい場合は診断テストのようなクイズが良いと考えられます。

 

日々の発信に質問・クイズを増やす

次に、リード獲得に限らず、日々の発信の中に、クイズや、質問を増やしましょう。

質問すること、問いかけることは、それだけで興味を惹きつけるものです。

そうすることで、見込み客からの反応が変わります。

メルマガの開封率が上昇したり、SNSでのいいねや視聴・閲覧の量が増えるのです。

よりあなたの価値観やメッセージ、商品のアピールポイントが伝わり、商品・サービスが購入されやすくなるでしょう。

 

フォームツールを積極的に活用しよう

最後に、手軽にビジネスに取り入れるなら、フォームツールでクイズを作って実装しましょう。

最初は使いやすいGoogleフォーム+回答への手動対応でもOKです。

回答者が増えたら、クイズに対応したフォームツールを導入し、運用効率を上げていきます。

海外製のフォームツールには、クイズ用の機能がついているものもたくさんあります。

ぜひチェックしてみてください。

【参考】LTVとは?マーケティングの重要用語を計算式を交えて解説

 

クイズを活用して一歩先のマーケティングを

この記事では、クイズをマーケティングに活用するメリットとポイントを解説しました。

日本ではエンターテイメントとして認識されているクイズ。

アメリカではマーケティングに活用されているとは、驚きですよね。

クイズを上手く取り入れて、あなたのマーケティングを一歩先へ進めていきましょう。

【参考】心理効果を知り使いこなす!マーケターの必須テクニック9選

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. 昇給交渉
  2. スカウトサービス
  3. 転職サイト
  4. 海外のマーケティング
  5. 休憩時間の3原則
  6. ベンチャーキャピタルへのアプローチ
  7. やらないことリスト
  8. フィー交渉
  9. 新卒の定着率
  10. Outgrow

おすすめの記事

  1. 転職エージェント
  2. GooglePixelの広告
  3. 正社員は不要
  4. ウェビナー
  5. 協会ビジネス
  6. 登記事項証明書
  7. 源泉徴収
  8. 面接で就活生の嘘
  9. インフィード広告
  10. オウンドメディア
ページ上部へ戻る