「講座を販売してブランディングしながら、収入源を作りたい」
そう思った時は、プラットフォームやツールの利用が必須です。
そのプラットフォームやツールを検討する時に、よく候補にあがるのが、UdemyとTeachable。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事では、結局どちらがいいのか、両者のメリットとデメリットを比較しながら検討していきます。
【参考】Teachableとは?手軽なオンラインスクール制作ツールを解説
UdemyとTeachableをそれぞれ解説
まずは、それぞれの概要を解説します。
Udemyとは
世界最大級のオンライン講座販売プラットフォームです。
日本では、ベネッセコーポレーションが営業権を取得して展開しています。
個人でも、Udemyのストア上で講座販売ができます。
ユーザー数も多く、日本でも知名度が高いプラットフォームと言えるでしょう。
Teachableとは
オンライン講座の管理・販売ができるツールです。
公開されているストア等は無く、自分で集客する必要があります。
しかしながら、その分、自由度が高いツールです。
【参考】Udemyで集客?コンサル・研修講師におすすめの活用法
Udemyのメリットとデメリット
まず、Udemyのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット1:Udemyが集客してくれる
日本国内でもユーザー数の多いプラットフォーム。
よって、Udemyがあなたの代わりに集客・販売をしてくれます。
説明文やキーワードの対策をする必要はありますが、出品しておけば、放置していても売れるため、制作に集中可能できます。
疑似的な不労所得のようにもできるでしょう。
メリット2:リスト獲得が可能
条件さえ満たせば、自社メルマガへの誘導も可能。
講座販売の利益を得ながら、自分のビジネスを伸ばすためのリスト獲得ができます。
また、集まってくる見込み客は講座を経由しているため、意欲のある見込み客を集めやすく、商品も売りやすいといえるでしょう。
メリット3:審査のフィードバックが丁寧
審査のフィードバックがかなり丁寧。
審査落ちしても、きちんと理由も説明してくれます。
そのため、フィードバックをもらいながら改善していくことができます。
講座制作スキルの向上にも役立つでしょう。
メリット4:無料ですぐに始められる
講師登録は無料で、月額料金もかかりません。
講師の審査と講座毎の審査に合格すれば、すぐに販売が可能になります。
それでは、デメリットについても見ていきます。
デメリット1:利益が少ない
Udemyで講座を売ると、売上がかなり少ないと言われます。
特に、割引セール+手数料で売られた場合、手元に残る売上が定価の1%程度になることもあるのだとか。
Udemyだけで、充分な収益を得るには量産が必要になるでしょう。
デメリット2:審査の突破に時間と手間がかかることも
Udemyは、品質を非常に重視しているようです。
そのため、講座の審査突破と、そのための修正にはかなりの時間と手間がかかります。
完成度は高まりますが、スピーディにリリースしたい場合は不向きかもしれません。
デメリット3:講師登録や税金関連の情報登録が面倒
講師登録や税金関連の登録が面倒です。
これは、有難いことでもありますが、ウンザリしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、自分で講座を作る苦労に比べたら、楽なものです。
一部英語のみのページもあるため、良く調べて対応する必要があります。
デメリット4:自由度が少ない
価格は決まったものからしか選べません。
割引クーポンの価格も決まっています。
講座画面のデザインは変えられず、全員固定。
権利の制限はないものの、他のサイトでUdemyより安価で売ることはできません。
アップセルの機能もありません。
自由度はかなり少ないと言えるでしょう。
【参考】TeachableのBundle機能!まとめ売りでお得感を出そう
Teachableのメリットとデメリット
次に、Teachableのメリットとデメリットをお伝えします。
メリット1:売りたい価格で販売できる
販売価格は、無料を含めて自由に設定可能です。
分割、サブスクによる販売もできます。
価格設定の面で、あらゆる戦略をとることが可能です。
メリット2:売り方をある程度設定できる
Teachable単体で、色々な売り方を実装できます。
例えば、
- 追加で高額な商品を売るアップセル
- オプションを追加できるオーダーバンプ
等々。
売り方についても、様々な工夫を施すことができます。
メリット3:デザインの自由度が高く、ホームページ代わりにも使える
自分のページを自由に作成できるのも魅力。
なんなら、ホームページ代わりに使うことも可能なレベルです。
また、商品ごとにセールスページを自由に設定・工夫することができます。
Teachable単体でWebページを賄うことも可能かもしれません。
メリット4:スピーディな販売が可能
審査等はありません。
そのため、動画ファイルが完成したらアップロードしてすぐに販売可能。
予約販売にして、随時コンテンツを追加することもできます。
デメリット1:集客・マーケティングは自分でやらねばならない
人が自然に集まってきているプラットフォームではありません。
Teachableとして広告を打っているわけでもありません。
よって、集客・マーケティングは自分でやる必要があります。
人を集めて講座を販売するスキルが必要になるでしょう。
デメリット2:初期設定が難しい
Teachableは、初期設定が少し大変です。
特に、言語の設定。
これをしっかりとしておかないと、ユーザーから見て不便に感じてしまいます。
元々英語のツールなので、翻訳しながら進めていく必要があります。
デメリット3:現在は有料プランのみ
昔は無料プランがありました。
しかし、2023年現在、有料プランのみとなっています。
14日間の無料期間はありますが、その後は、毎月費用がかかります。
売上を作って早く軌道にのせる必要があるでしょう。
デメリット4:品質チェックを自分でやる必要がある
動画の品質チェックは自分でやる必要があります。
チェックが甘いとイマイチな講座を販売して、ファンが離れてしまうこともあるでしょう。
しかし、独り善がりにならないようにチェックするのは難しいもの。
誰かの助けを得たい場合、自分で探さなければなりません。
【参考】Teachableのレビュー!1年使って見えたデメリット
結局、UdemyとTeachableどちらを選べばいいのか?
後編では、結局どちらを選べばよいのか、についてお伝えします。