最近副業として注目されてきているKindle出版。
インフルエンサーの発信によって一気に知名度が上昇しました。
会社員をしながら印税だけで月1~5万円を稼いでいる人も少なくないんだとか。
他の副業と違って、出版しておけば自動的に収入が入る点も魅力的です。
しかし、どうやって始めたらいいのか?どんなツールを揃えたらいいのか?と疑問に思う人も少なくないはず。
この記事では、副業でKindle出版を始めたいあなたに、必要なツールを出版の流れに沿ってご紹介していきます。
Kindle出版の具体的な5つのステップ
具体的なツールを紹介・解説する前に、Kindle出版の業務・流れについて解説します。
この流れを知っておくとツール解説のときにイメージがしやすくなりますよ。
①書籍のテーマを決める
まず、書籍のテーマを考えます。
どんな書籍であればニーズがあるのかをリサーチしながら、あなた自身の経験や知識スキルをベースに、書籍のテーマを決めていきましょう。
このテーマ設定の段階で、本が読まれるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
しっかりと時間を取って、ニーズがあるかどうか入念にリサーチを行ってください。
②書籍の構成を作る
テーマが決まったら書籍の構成を決めます。
何をどのような流れで伝えるのか、よく整理しましょう。
読者にとって理解しやすく、魅力的なアウトラインを作成することが重要です。
③原稿を完成させる
構成が完成したら、本文の執筆・編集を行い、原稿を完成させます。
副業の場合、プロの編集者がついてくれるということはまずありません。
なので、原稿の品質は自分次第。
締め切りを設定していなければ、納得いくまで見直すことができます。
書いた後にはしっかりと見直しを行い、誤字・脱字を修正し、原稿の質を高めましょう。
④表紙と説明文を作る
本を購入してもらうために、魅力的な表紙と、Kindleストアの販売ページに掲載する説明文を作ります。
特に表紙の品質は、中身の品質に比例すると見られやすいところ。
YouTubeも「サムネイルが命」と言われますが、書籍も、表紙は非常に大事なのです。
どんなに中身が素晴らしくても、表紙があまりに素人じみていると、読んでみようという気にはなりません。
⑤出版手続きを行う
文章を書いた原稿をWord形式・epub形式で書き出し、電子書籍として出版できる形式に変換します。
その後、出版用のフォームに従い、原稿ファイルをアップロードして、出版手続きを行ってください。
問題がなければ自動的に出版され、Amazonから検索できるようになります。
副業として稼ぐ場合には、この流れを繰り返して、複数の本を出版することになるでしょう。
副業Kindle出版に必要なツール7つ
ここからは Kindle 出版を実践するのに必要な無料で使えるツール7つを流れに沿って解説していきます。
質問サイト&キーワード検索サイト
リサーチをして書籍のテーマにつながるアイディアを出すには、質問サイトや検索ワードの調査が有用です。
①Yahoo知恵袋、②教えてgoo
「Yahoo知恵袋」や「教えて!goo」のような質問サイトで悩み・問題を調べるのはおすすめです。
あなたの趣味や本業で活躍できていること、 好きなことや得意なことについて、他の人が悩み考えていることを調査し、それをテーマにすることで、自然に売れる電子書籍を作ることができます。
③キーワードプランナー (Google広告)
「世の中でどれだけ検索されているか」というのは、世の中のニーズのボリュームを図る良い指標になります。
Google広告のキーワードプランナーを使えば、ニーズのボリュームについて、一定の示唆を得ることができるでしょう。
文書作成・変換ソフト
構成からライティング、編集まで、普段から使用している文書作成ソフトで完結させます。
昔は電子書籍を出版するためにepub形式専用の文書作成ソフトが必要でしたが、今はWordとGoogleドキュメントで原稿を電子書籍用に変換することが可能です。
④Googleドキュメント
特にGoogleドキュメントは、オンラインでの編集・共有がしやすくWord・epub形式の両方で書き出すことが可能なのでとても便利です。
また、音声入力も高い精度でできるので非常におすすめです。
⑤livedoorブログ
厳密には文章作成ソフトではないのですが、livedoorブログには記事をまとめて電子書籍にするサービスがあります。
ブログ感覚で電子書籍を作りたいなら、活用してみると良いでしょう。
画像作成ソフト
表紙は画像作成ツールで作ります。
プロのイラストレーターが使うようなツールではなくても、JPEG形式で画像を作成できるツールなら、簡単に表紙画像を作ることができます。
⑥Canva
デザインに自信が無い、スキルや知識を持っていないならなら、ブラウザ上で動かせて無料で使えるCanvaがおすすめ。
豊富なデザインテンプレートの中から、あなたの書籍に合うものを選んで、簡単に魅力的な表紙を作成することができます。
⑦MediBang Paint
デザインスキルがあって、本格的に作るならMediBang Paint(メディバンペイント)のような本格的なペイントツールを使うと良いでしょう。
細かい部分まで丁寧にこだわることができます。
他の人の事例を見て勉強するのも一考
これまでに電子書籍やKindle本をあまり読んだことがないのなら、実際にKindle本を読んでみるのもおすすめです。
ライバルのリサーチになるだけでなく、電子書籍というコンテンツを実際に読んで、体感的に理解することができます。
読み放題サービス「KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)」に登録すると、毎月定額で書籍を自由に調べることができます。
電子書籍を出版して、収入とやりがいを手にしよう
この記事では、副業Kindle出版の流れと必要なツールについて解説しました。
Kindle出版は、他の副業と異なり作業時間と収益がそのまま比例しません。
出版した電子書籍が読まれなければ、どんなに作業しても0円ですが、多くの人に読まれれば、あなたが寝ていたとしても収入を獲得することができるため、時間に縛られずに稼ぐこともできます。
また、自分の知識や経験、スキルをまとめて書籍にすると、読者から感謝されることもあります。
読者から感謝されるような経験ができれば、大きなやりがいを感じることもできるでしょう。
副業で稼ぎたい方、一度本を書いてみたかった、という方は、Kindle出版に挑戦してみる価値があるかもしれません。