ビジネスでよく使われるフレームワーク。
大変便利なツールですが、同じような数字やアルファベットの頭文字が羅列されていて、覚えるのだけでも大変、と思う人も少なくないかもしれません。
また、言葉は分かっているつもりでも、その内容や使い方を良く知らないことも…
それでは、せっかく学んだ便利なフレームワークを上手く使うことはできません。
ここでは、ビジネスで使う思考フレームワークを、サクッと学習&復習できるクイズを10問用意しました。
ぜひ、挑戦してくださいね。
【参考】心理効果を知り使いこなす!マーケターの必須テクニック9選
ビジネス力を強化する基礎クイズ10問!
クイズはすべて選択式です。
他にもチャレンジしてみたい人向けに、クイズ集もあります!
Q1:1993年に、アメリカの経済学者であるロバート・ラウターボーンが提唱した、顧客の立場から自社の商品・サービスを分析するためのフレームワークは?
- 4C分析
- 7S分析
- 3M分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:1. 4C分析
- Customer Value(顧客にとっての価値)
- Cost(顧客が費やすお金)
- Convenience(顧客にとっての利便性)
- Communication(顧客との意思疎通)
の4つのCから自社の商品・サービスを客観的に評価します。
7Sは経営資源の分析に用いるフレームワーク。
3Mはダイレクトレスポンスマーケティングの戦略を立てるために活用するフレームワークです。
Q2:1898年頃にセント・エルモ・ルイス氏が提唱した、マーケティングで活用される消費者の購買行動のプロセスをまとめたフレームワークは?
- AISAS
- AIDMA
- AIDA
答えは ↓ ↓ ↓
答え:3. AIDA
見込み客・顧客が、
- Attention(注意)
- Interest(興味)
- Desire(欲求)
- Action(行動)
の4段階で購入に移ることをまとめたフレームワークです。
AISASとAIDMAはそれぞれAIDAから派生した法則・フレームワークになります。
Q3:自社のリソースと、自社をとりまく外部要因を照らし合わせて分析し、強みや弱みを把握する分析フレームワークは?
- SAT分析
- SWOT分析
- SWAN分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:2. SWOT分析
- Strengths(強み)
- Weaknesses(弱み)
- Opportunities(機会)
- Threats(脅威)
この4つで、自社の状況を把握します。
Q4:マーケティング戦略の主要な要素を揃えて、戦略を整理しようとするフレームワークである4P分析。Products(商品)、Price(価格)、Place(流通)、あと1つはどれ?
- Promotion
- Payments
- Privacy
答えは ↓ ↓ ↓
答え1. Promotion
Promotionとは、販促のことです。
商品そのものと価格、流通の方法、販促の手段の4Pでマーケティング戦略を作ります。
Q5:アメリカの経営学者であり、マーケティングの第一人者とも呼ばれるフィリップ・コトラー氏によって提唱された、自社の経営における、外部環境の影響を分析するフレームワークはどれ?
- PEACE分析
- PEND分析
- PEST分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:3. PEST分析
- Politics(政治)
- Economy(経済)
- Society(社会)
- Technology(技術)
の要素を分析して、外部環境を把握し対策を考えます。
Q6:アメリカの経営学者、マイケル・ポーター氏が提唱した①競合、②売り手、③買い手、④新規参入、⑤代替製品の5つを見て、事業のチャンスを分析するフレームワークは?
- 5 Forces分析
- 5 Forcus分析
- 5 Fox分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:1. 5Forces分析
「脅威となりうる5つの力」を分析して、事業の稼ぎやすさ・参入しやすさを判断するフレームワークです。
Q7:オハイオ大学経営学教授のジェイ・B・バーニー氏によって1991年に提唱された、企業の経営資源を客観的に分析し、市場での自社の優位性を判断するために用いられるフレームワークはどれ?
- VERY分析
- VRIO分析
- BREAD分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:2.VRIO分析
- Value(経済的な価値)
- Rareness(希少性)
- Imitability(模倣可能性)
- Organization(組織)
を評価して、自社の市場での強み・優位性を判断するフレームワークです。
Q8:3C分析の説明で正しいものはどれか?
- 市場、自社が伝えることや商品・サービス、媒体を分析して、マーケティング戦略を構築
- 製品の一番のベネフィットや利点、製品が持つ実際の特徴、保証など製品の付随機能の3つの層で整理
- 市場や顧客、競合、自社の3つの視点から自社のビジネスの状況を分析
答えは ↓ ↓ ↓
答え:3. 市場や顧客、競合、自社の3つの視点から自社のビジネスの状況を分析するフレームワーク
1.はマーケティングの3Mです。
2.は、プロダクト3層モデルの説明になります。
Q9:2007年頃に500Startupsの創業者であるデイブ・マクルーア氏が提唱した、新規見込み客の獲得から、その見込み客が顧客になり、収益に貢献するまでのサイクルを体系化したフレームワークはどれ?
- ARRRR
- AARRR
- AAARR
答えは ↓ ↓ ↓
答え:2. AAARR
それぞれ、
- Acquisition:新規ユーザー獲得のフェーズ
- Activation:新規ユーザーを活性化させるフェーズ
- Retentionは:継続利用と休眠ユーザーの再訪を促進するフェーズ
- Referral:既存ユーザーによる紹介を促すフェーズ
- Revenue:ビジネスから収益が得られるフェーズ
となります。
Q10:フレームワークの活用例で正しい組み合わせを選びましょう。
- 自社の強みや弱みを分析するために4C分析を使う
- 自社のサービスを客観的に分析するためにAIDAを使う
- マーケティング戦略を構築するために4P分析を使う
答えは ↓ ↓ ↓
答え:3. マーケティング戦略を構築するために4P分析を使う
多くの場合、自社の強みや弱みを分析する時は、SWOT分析が適しています。
また、自社のサービスを客観的に分析するには3C分析が適しています。
ビジネスに効率性を!
いくつ正解できましたか?
この記事では、フレームワークに関するクイズを出題しました。
フレームワークは「どんな目的でどれを使うのか?」がかなり重要です。
そのためにはフレームワークの正しい理解が必要になります。
時間があったら、またクイズに挑んで復習してくださいね。