もし、あなたが、
- これからビジネスを興したい起業家志望者
- 新規事業を立ち上げたい社長・起業家
であり、
- 世の中の流れに乗ってビジネスを立ち上げたい
とお考えなら、この記事はあなたにとって、とても重要と言えるかもしれません。
なぜなら、この記事では、「世の中のビジネスのトレンドに乗って、比較的容易に軌道に乗せられるビジネスのアイディア」の出し方についてお伝えするからです。
実際、ビジネスのトレンドに乗ると、軌道に乗せやすいもの。
それによって、一気に事業を大きくした事例は、数多くあります。
この記事では、ビジネスのトレンドに乗って稼ぐ時に考えるべき2つの方向性について学んでいきましょう。
【参考】起業・副業を支援するビジネスは儲かる?その訳と事例を解説
ゴールドラッシュから学ぶ2つの方向性
では、その2つの方向性についてみていきましょう。
それは、ズバリ、
- 「直接トレンドを追い求めるか?」
- 「そのトレンドを追う人をサポートするか?」
の2つです。
1848年のアメリカでおきたトレンド「ゴールドラッシュ」がその典型的な例。
「ゴールドラッシュで儲けたのは、砂金を探した人ではなく、砂金を探す人達に道具を売った人」と言われています。
例えば、砂金を掘る人のために、作業着として丈夫なデニムを売ったリーバイス社は急成長しました。
そして、ファッションでおなじみの「ジーンズ」を、カテゴリーとして確立しました。
他にも、
- ピッケル
- 手袋
なんかも想像できますよね。
もちろん、砂金そのもので儲けた人もいるでしょう。
しかし、その砂金を求める人に向けたビジネスは、砂金を直接採掘するよりも、安定して稼げていたのです。
また、直接トレンドを追う場合、ハイリスク・ハイリターンの可能性が高いものです。
上手くいかないケースも、数多くあるものです。
一方で、そのトレンドを追う人をサポートする場合は、多くのリターンは得られないが安定して稼げる傾向があります。
以下、この記事では「直接トレンド型」「間接トレンド型」と呼んでいきます。
トレンドを追う2つの方向性の事例を紹介
ゴールドラッシュの事例から、2つの方向性があることはお分かり頂けたかもしれません。
それを元に、これまで世の中にあったビジネスを考察すると、他にも同様の事例があります。
ここからは、その事例を3つご紹介します。
①動画関連ビジネス
私たちが日々視聴しているYouTubeの普及により、動画関連の市場が伸びています。
そして、この市場にも、2つの方向性が存在しているのです。
まず、直接トレンド型。
YouTuberや、YouTubeそのものを集客・利益獲得の手段にする企業です。
そして、間接トレンド型。
これは、動画編集の代行・サポート、YouTubeチャンネルのコンサル、動画関連ツールの販売などになります。
今や、多くの企業・個人が、動画の活用に目を付けている時代。
ご存じの通り、YouTuberと言われる人達の中には、かなりの金額を稼いでいる人も存在しているのです。
企業も、YouTubeを活用することで商品・サービスを広めて、販売しようとしています。
しかし、成長させるまでにはそれなりに体力や戦略が必要。
そこで、動画編集のサービス、動画コンサルの需要が高まっており、それらを仕事にして安定して収入を得ている事例が出てきています。
個人として、だけでなく、事業レベルでやっている会社もあります。
動画が廃れない限り、安定して利益を得ることができるでしょう。
②投資
実は、昔からある「投資」にも、2つの方向性があります。
「直接トレンド型」は、実際に投資する投資家、トレーダーになること。
対する「間接トレンド型」がポートフォリオマネージャー、投資コンサル、ファイナンシャルプランナーなど、投資を支える仕事・事業をすることです。
老後2000万円問題によって、投資に対する注目が高まっています。
小額から投資を始めた人も多いのではないでしょうか?
そこに目を付けて、投資せずに安定して稼いでいるのが上記のビジネス。
知識や法律、資格、免許等の制約はあるものの、投資のための多額の資金は必要ありません。
投資のリスクも負わなくてよいのです。
とはいえ、投資経験が全くなければ信用されにくいかもしれません。
そのため、理想的には、自ら投資家をしながら、コンサルティングも行いたいところ。
最近は
- 「100円から投資」
- 「ポイントで株が買える」
といった、新しい投資スタイルを提供する事業も出てきています。
これらも、間接的にトレンドに乗っているといえるでしょう。
③エンジニア
ITを支えるエンジニア。
これにもわかりやすいトレンドがありました。
「直接トレンド型」は、自分がエンジニアになり、フリーランスや社員として稼ぐことです。
一方で、「間接トレンド型」の場合、
- エンジニアを育成・サポートするスクール・教育業を立ち上げる
- エンジニアとしての転職を支援する
といったものがあります。
近年、リモートワークも普及し、かつ、稼げるイメージが強くなった職業。
そのため、「エンジニアになろう」という人が増えていたのです。
実は、この時、沢山のスクールが誕生し、エンジニア以上に稼いでいたと言われています。
実際、悪徳なスクールの増加などの問題もありました。
しかし、この「トレンドを追うための教育」という視点は分かりやすく、かつ、比較的取り入れやすいでしょう。
ただ、その分かりやすさゆえ、同じ発想を多くの人が持ちやすいもの。
競争が激化する可能性も、念頭に置いておかねばなりません。
【参考】2025年問題とは?もうすぐ来る大波に対し企業が取るべき対策
どちらの方向性を選ぶべきか?
これまで、具体的な事例について見てきました。
では、あなたはどちらの方向性を選ぶべきなのでしょうか?
最後に、選ぶ時に考えるべき基準や考え方についてお伝えします。
1. 直接トレンドを追う方が難易度は高いがリターンも高い
直接トレンドを追うのは、ハイリターンで魅力的。
しかし、その分難易度やリスクが高いことがほとんどです。
資金面、人材面で、あらゆるコストがかかります。
そのトレンドに関する知識も得なければなりません。
しかし、その点をクリアすれば、先行者利益として沢山稼げるビジネスになります。
「業界トップ」の企業になることも夢ではないかもしれません。
「これだ」というトレンドがあり、経営資源が充分なら、積極的に狙いたいものです。
実践しやすいのは間接トレンド型
間接トレンド型は、リターン自体は、直接トレンド型より少ないかもしれません。
しかし、始めやすく、リスクも少なく、安定して稼げるビジネスになりやすいでしょう。
- どんなビジネスのトレンドがあるのか?
- それを追う人が、何に困っているのか?
これを考えることで、ビジネスアイディアを作り出すことができます。
自身や自分の会社の特性から選択する
あなたやあなた自身の特性から選択するのがベストです。
- リスクを負ってでもガンガン投資できる資金がある
- 優秀な人材や追うトレンドに活かせるノウハウがある
それなら、直接トレンド型。
- あまり投資できない
- リスクを負えない
- 個人レベルでチャレンジする
それなら、間接トレンド型を選択するのが良いでしょう。
状況によっては途中で変えることもできます。
両方行うこともできますよ。
ビジネスのトレンドに乗って軌道に乗せよう
この記事では、ビジネスのトレンドに乗って稼ぐ上で知るべき方向性について紹介しました。
今回の2つの方向性は、どちらかが正解、一方が大金を稼げるというものではありません。
自分の状況を踏まえて、最適な方を選択する必要があります。
この記事の内容を踏まえて、ビジネスアイディアを考えてみてください。
様々なアイディアが出てくると思いますよ。