「デザイナー」や「クリエイター」に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
クリエイティブ職は突出したスキルや才能がある一部の人しかなれない、と言うイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
ここでは、改めてクリエイティブ職の魅力を踏まえた上で、その道に進む際に必ず知っておくべき適性や適切な方法について紹介します。
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クリエイティブ職とは?
クリエイティブ職とは、創造性を発揮して、様々なメディアや、各種有形無形のコンテンツの企画・制作に携わる職種を指します。
実際に活動している人は、「〇〇クリエイター」や「〇〇デザイナー」などと呼ばれます。
ちなみに、一口にクリエイティブ職と言ってもその活動や仕事は多岐に渡ります。
Webやゲーム、音楽、映像などの制作や編集などさまざまな分野があります。
クリエイティブ職の魅力
クリエイティブ職の一番の魅力は、他の職業と比べて、働き方に柔軟性があることです。
企業に所属しながら、他のクリエイターや同僚たちと一緒に仕事をすることもできます。
もちろん、個人事業主、フリーランスとなって活動することもできます。
今の時代、SNSやクラウドソーシングなど、クリエイターが情報発信したり仕事を受注したりするためのプラットフォームも充実してきています。
そこから、型にハマらない活動もできるでしょう。
また、システムエンジニアやプログラマー、動画クリエイターなど非常に専門性の高い分野に関しては、どんな企業においても引くて数多の状態。
強い需要と、少なくとも当面は、持続可能性がある職種と言えるでしょう。
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クリエイティブ職に向いている人の特徴
また、上で挙げたもの以外でも、
- 未経験でも職に就ける可能性がある
- 自分のスキルや生まれながらの感性を活かせる
と言った魅力があります。
しかし、一方で、他の職業よりも個人の「素質」や「適性」がキャリアに大きく関わってきます。
まずは、クリエイティブ職に向いている人の特徴から、いくつか見ていきましょう。
1. 自分特有の強み、特技がある
「これだけは他人には負けない」と言う自分特有の強みや特技があることはクリエイターとして活動していく上で非常に重要な要素の一つとなります。
例えば、
- プログラムを書くのが得意
- 色彩感覚が優れている
など、何か一つでも他人より優れているスキルが是非ともほしいところ。
それが際立っていれば、クリエイターとして生計を立てていける可能性は高まるでしょう。
2. ものづくりが好き
クリエイティブ職の仕事は、分野によって異なるものの、「何か新しいものをゼロから創り上げる」と言う点で共通しています。
ものづくり、というのは、有形のものではなく、無形のものも含みます。
これも、クリエイターとしての適性を判断する上で重要なポイントです。
3. 情報収集・分析能力がある
クリエイティブ職は、他の職業と比べて流行の影響を受けやすい業界でもあります。
流行り廃りの動きが激しく、毎日のように新しい情報が入ってきます。
入ってくる膨大な情報の中から、本当に価値のあるもの、仕事に活かせるものをピックアップできるか。
そして、それを自分の仕事に活かしていくための情報収集・分析能力も欠かせません。
4. 情報発信力、コミュニケーション能力がある
これは、特にフリーのクリエイターとして活動する場合にあてはまります。
具体的には、
- SNSやYouTube等で情報を発信する力
- 他者と上手く一緒に仕事を進めていく力
の有無も自身のキャリアに大きく影響してきます。
どんなに素晴らしい創作物を作っても、それを世間に知ってもらえたり、自分の考えを伝えたりできなければ、自己満足で完結してしまいます。
それだと、クリエイターとして生計を立てていくのは難しいでしょう。
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クリエイティブ職に向いていない人の特徴
次に、クリエイティブ職に向いていない人の特徴を見ていきましょう。
辛抱強さがない、飽きやすい
クリエイティブ職の場合、自分の創作物や努力、成果を、世間に認めてもらうためにはある程度の時間がかかります。
そのため、辛抱強さがなかったり飽き性だったりする人には向いていないかもしれません。
正当な評価を受ける前に挫折してしまうかもしれないでしょう。
自分のこだわりが強すぎる、独り善がり
他のクリエイターやライバルたちから自分を差別化するためには、少なからず自分なりの「こだわり」を出すことも大切。
しかし、
- こだわりが強過ぎる
- 独り善がりになったりする
と、評価されるものもされなくなってしまいます。
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クリエイティブ職を目指す方法
クリエイティブ職への就き方もそれぞれ複数のルートがあります。
しかし、基本的には次の3つのいずれかの方法を選択することになるでしょう。
1. 学校で学ぶ
まず、各分野の専門学校や、大学の学部、職業訓練校で学ぶルートです。
学校では、基本的なことから手取り足取り丁寧に教えてもらえます。
また、一通り学んだら、卒業証書や修了証ももらえて、履歴書にも書くことができます。
学校で学べば、年齢関係なく効率的にクリエイティブ職を目指せるでしょう。
しかし、当然ですが、安くない学費がかかります。
年単位の時間も取られてしまいます。
2. 企業に入って学ぶ
次に、経験の浅い状況で企業に入社して、アシスタント的な業務からはじめる方法です。
それから、徐々にステップアップしていくのを狙います。
もちろん、求人の数や年齢については限定されてしまうでしょう。
しかし、給料をもらいながらスキルアップを目指せるため生活に困る可能性は低いでしょう。
3. 独学で学ぶ
最後、書籍やオンライン講座、YouTubeなどのコンテンツを利用して、自分で学ぶ方法です。
これらは、基本的に非常に安い金額、または、無料で学ぶことができます。
また、年齢関係なく自分のペースで学んでいくこともできるでしょう。
しかし、途中でつまづいてしまうと、モチベーションの維持が難しいかもしれません。
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クリエイティブ職を目指そう
クリエイティブ職の場合、何か一つでも秀でたスキルがあれば、今の時代どのような環境でもやっていくことができます。
興味があれば、自分の適性を見極めた上でチャレンジしてみましょう。