このご時世、就職・転職の際に、IT系を目指す人は多いのではないでしょうか?
しかし、
「プログラミングとか、難しそう、、、」
そう思って、二の足を踏んでいる人も多いかもしれません。
それなら、「ノーコードエンジニア」という選択肢を知っておいて損はありません。
習得が容易なのに、需要があり、将来的にはフリーランス・起業にも繋がります。
この記事では
- ノーコードエンジニアとそのメリット
- 主な業務内容
- ノーコードエンジニアの平均年収
- ノーコードエンジニアに転職するための学習方法
について解説します。
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ノーコードエンジニアとは?
ノーコードとは、「コードなし」、つまり、コーディングの知識がなくてもWebやアプリ等のソフトウェアを作成できるという意味です。
そして、ノーコードエンジニアとは、プログラミング能力がなくても、専用のツールを使ってWebやモバイルのアプリを作成するエンジニアを指します。
Webやソフトウェアのアイデアを素早く形にすることができるため、開発において非常に重要な役割を担っています。
もちろん、ノーコードツールを活用する能力以外にも、
- アイディアを生み出す企画力
- 実現するための実行力
- 連携をとるコミュニケーション力
- マネジメント能力
が必要になります。
ノーコードエンジニアになるメリット
次に、ノーコードエンジニアになるメリットについてお伝えします。
1. 学習コストが低く、追加のスキルとして習得も可能
まず、ノーコード開発ツールは、ドラッグ&ドロップなどのシンプルな操作でアプリを開発できるのが魅力。
そのため、一般的なプログラミングを学ぶより、簡単に習得することが可能です。
その学習のしやすさから、手軽にスキルセットに加えることができます。
2. 需要が多い
今では、企業でもノーコードツールを使っていることが多いもの。
そのため、ノーコードエンジニアの需要は高い状態です。
様々なツールが登場し、ノーコードエンジニアの需要も高まっています。
3. あらゆるキャリアプランに繋がる
また、ノーコードによる開発は、比較的簡単かつ作業スピードが速くなるのが特徴。
それゆえ、本業だけでなく副業や起業にも最適と言えます。
ノーコードエンジニアとしてのスキルを身に付けると、その分、キャリアの幅も広がります。
ローコード、通常のエンジニア・プログラマーとの違い
よく似ている言葉であるローコードや、通常のエンジニア・プログラマーとの違いは以下の通りです。
ローコード:名前の通り少しはコードを書く
エンジニア、プログラマー:ほぼすべてのコードを書く
ノーコードエンジニアだけでも良いですが、さらにローコードやエンジニアとしてのスキルも持っていると、仕事の幅を広げられます。
逆にエンジニア、プログラマーがノーコード・ローコードツールを使いこなせると、より効果的な開発ができるようなるでしょう。
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ノーコードエンジニアの主な業務
それでは、ノーコードエンジニアは、どのようなことをしているのでしょうか。
列挙してみると、主な業務は以下の通りです。
- 状況に応じたノーコードツールの選定や導入の提案
- ビジネス課題の解決策の提案
- アプリやWebサイトの企画や設計
- コミュニケーション能力を活かしたチーム内外での調整や打ち合わせ
- ノーコードツールによるアプリやWebサイトの制作、運用、保守
このように、ノーコードエンジニアは、ノーコード開発によるアプリ制作以上に、企画やツールの選定など、制作までの過程に重きが置かれがちです。
どちらかというと、ディレクター的な動きが多くなる、といったところでしょうか。
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ノーコードエンジニアが使うツール
ノーコードエンジニアが使うツールには様々なツールがあります。
以下に、その例をご紹介いたします。
Bubble: メジャーかつウェブアプリケーションの開発ができます。
Glide: スプレッドシートからモバイルアプリを作成できます。
Airtable: データベースの作成、管理、共有ができます。
Zapier: アプリケーションやサービスの自動化ができます。
Webflow: ウェブサイトのデザイン、開発ができます。
他にも、音声を使ったシステムの開発に特化したツールなど、様々な種類のノーコード開発ツールがあります。
あの、ネットショップを簡単に作れるBaseもノーコードツールの一種。
ノーコードエンジニアは、業務内容や予算などに合わせて、様々なノーコードツールを使い分けます。
時に、複数のツールを組み合わせて開発していくことになるでしょう。
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ノーコードエンジニアの収入は?
一概に言うのは難しく、雇用・就労形態や分野によって大きく変わります。
しかし、フリーランスのノーコードエンジニアの月額単価は、60~80万円ほどが相場と言われています(税金や社会保険料引く前の値です)。
この報酬が高いとみるか、低いとみるかは、個人差があるかもしれません。
習得難易度の割にはかなり高額な方だと言われています。
ノーコードエンジニアの収入アップの方法
ノーコードエンジニアが収入を上げる方法は、以下の通りです。
- 様々なノーコードツールを触り、学習する
- 企画力、マネジメント力を磨く
- 稼げる分野でノーコード開発を活かす
- より高い報酬を払う会社に転職する
- ノーコード開発を活かした副業をする
ノーコードとは言えエンジニア職なので、収入を増やすには日々の学習・スキルアップが欠かせないでしょう。
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ノーコードエンジニアになるには?転職するための学習方法を解説
最後に、ノーコードエンジニアになるための学習方法を解説します。
実際に触って学ぶ
まずは、実際に触って学ぶ方法です。
bubbleをはじめとするノーコード開発ツールの多くは、無料で開発できるものが多いです。
リリースにはお金がかかりますが、開発自体はいくらでもチャレンジできます。
プログラミングのように、開発環境を整える必要もありません。
なんなら、今日からでも始められるでしょう。
作りたいものを決めてから試行錯誤するのがおすすめです。
良いものができたら有料プランにして、公開・販売するのも良いかもしれません。
月額でコストがかかりますが、個人が払えない金額ではありません。
書籍や参考サイトで学ぶ
次に、書籍や参考サイトで学ぶ方法です。
実際に触ることと組み合わせる必要があるでしょう。
しかし、安価なコストで、スムーズに学ぶことができます。
挫折には注意しましょう。
専門のスクールで学ぶ
最後は、ノーコード開発スキル習得のスクールで学ぶことです。
スクールは書籍や参考サイトより高額になりがち。
しかし、コーチが付いたり、カリキュラムがしっかりしているため、挫折しにくいでしょう。
また、スクールによっては、転職や仕事のあっせんをしてくれるケースもあります。
安心かつ着実に学びたい方におすすめです。
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ノーコードエンジニアになって収入を上げよう!
この記事では、ノーコードエンジニアについて解説しました。
将来性が高く報酬も上がりやすい、手軽にノーコードツールを触って学ぶことができるため、20代・30代転職者にもおすすめです。
またエンジニアを目指す場合でも、ノーコードツールは触っておくべきツールになります。
今すぐ、ノーコードツールのアカウントを取得して、触ってみましょう!