情報収集や気軽な交流に便利なSNS。
X(旧:Twitter)をはじめ、InstagramやFacebook等、多数のSNSが使われています。
今や、ブランディングや集客など、ビジネスにおいても欠かせない存在になりました。
そんな中、SNS運用代行の仕事が注目されています。
一度に高額な報酬を受け取ることは難しいですが、比較的自由度の高い仕事です。
リモートワークにも適しているでしょう。
この記事では、前編として
- SNS運用代行とは?
- SNS運用代行業をする3つのメリット
- 向いている人・向いていない人
について、解説します。
【参考】Bufferとは?複数のSNSをまとめて運用できるツールを解説
SNS運用代行とは?
SNS運用代行とは、主に事業者のために、SNSへの投稿内容の考案からコンテンツ制作、投稿、コメント対応、他者への「いいね」押しといった、SNS運用に関する一連の業務を代行する仕事です。
これには、ほぼ毎日のように投稿するのが一般的で、一定の時間を要します。
そのため、面倒と感じる人が多く「他の仕事もあるのにやってられない!」と思う人がかなりいます。
それでも、なんとかSNSを継続したい…
そんな人たちの代わりに運用を代行するのがこの仕事。
具体的な仕事内容としては、
- コンテンツの企画
- 文章作成
- 投稿の予約
- SNS用の画像
- 動画の編集
- 数値のレポート(報告)
- 改善のコンサルティング
まで幅広くあります。
相場としては、個人が代行する場合、投稿のみでも1企業当たり月1~3万円の報酬が相場でしょう。
- レポートなどの事務作業負担が大きい
- 売上や大幅なフォロワー増など具体的な成果に繋げられる
このような場合、月30万円貰える可能性も出てきます。
なぜ企業はSNSを使うのか?
企業や個人事業主がSNSを使う理由はいくつかあります。
- 広告費を削減したい
- ブランディングに繋げたい
- ユーザーの率直なフィードバックが欲しい
これらが代表的でしょう。
SNSの活用は、長期的な視点で見ると、ブランディング・集客につながります。
そのため、SNSに取り組む企業も徐々に増加傾向にあります。
そして、SNS運用代行を事業単位で行っている会社も少なくありません。
【参考】Hootsuiteの評判や特徴は?SNSおまとめ管理ツールを解説
SNS運用代行業の3つのメリット
次に、SNS運用代行を個人で始めるメリットについてみていきましょう。
メリット1:場所の拘束が少なく、実働時間も少なくできる
1つ目のメリットは、場所に縛られにくいこと。
そして、実働時間も減らすことも可能だという点です。
SNS、及び、その運用管理ツールのほぼ全てが、ネット環境とパソコンさえあればどこでも使う事ができます。
そのため、場所に縛られることなく、運用の仕事をこなすことができるのです。
在宅でも、旅行中でも、カフェでも、あなたの都合に合わせて仕事ができます。
また、SNSの投稿自体、ボリュームがあるものではありません。
1つの投稿を作成するのに、1時間もかからないことが多いでしょう。
また、予約できるため、まとめて数日分作業するということも可能です。
要領よくやれば、月3時間程度の稼働で、3万円といったことも実現可能です。
いずれにせよ、場所や時間の拘束が少ないのは、かなり魅力的だと言えるでしょう。
メリット2:ほぼ確実に継続案件になる
SNSで成果を出すには、コツコツと続ける必要があります。
最低でも半年以上は続けないと難しいのが実際のところでしょう。
そのため、必然的に単発案件ではなく継続案件になります。
収入・売上の安定に繋がりやすいでしょう。
メリット3:別の提案もできる
SNS運用で信頼を勝ち取れば、別の仕事を提案して受注することもできるでしょう。
例えば、以下のような仕事を提案できます。
- SNSの運用状況を分析してわかりやすいレポートを作成する
- SNSから誘導するためのコンテンツ作成(Web記事や動画)をする
- リストを集めるLPを作成する
- 運用のアドバイスを行うコンサルティング
もちろん、あなたが持っている知識・スキル次第ではあります。
しかし、これらの仕事を組み合わせて単価を高めることも可能でしょう。
SNS運用代行業の3つのデメリット
このように、時間と場所の自由や、継続しやすいというメリットはあります。
一方で、無視できないデメリットもあります。
デメリット1:投稿だけなら単価は安い
単なる投稿予約や投稿文の作成だけだと、どうしても単価は上がりません。
気軽な副業なら、これくらいがちょうど良いかもしれません。
しかし、起業して、それ専業で、となると、当然ですが食べていくのは大変です。
そのため、
- 契約するクライアントの数を増やす
- 別の提案をして単価を増やす
といった対策が必要になります。
デメリット2:意外と責任が大きい
SNSは、今やホームページ以上に企業の顔となっている側面もあります。
そのため、当然ながら、炎上のリスクもあります。
投稿内容によっては、クライアントの信頼に傷をつけることにもなりかねません。
最悪の場合、その責任を負わされる可能性もあります。
よって、投稿する内容には十分注意した上で、運用を行ってください。
また、自分のアカウントを持っている場合や、複数のクライアントを持つ場合は、特に要注意。
- 「自分のアカウントで投稿予定だった内容をクライアントのアカウントで投稿した」
- 「別のクライアントの投稿を間違えて投稿してしまった」
などの間違いが発生することがあり得るのです。
最悪、情報漏えいや名誉毀損に繋がる可能性もあります。
デメリット3:競争が激しい
SNS運用代行業に、既に資金をそれなりに投じている代行会社もあります。
それらの運用代行会社と同じサービスを提供するだけだと、価格は上げにくいでしょう。
集客にも苦労するかもしれません。
そのため、単なる運用だと、時間の経過とともに相場が下がっていくことが予想されます。
個人だと稼ぎにくくなっていく、ということもあり得るでしょう。
企業が多数参入している中で、確実に稼ぐには、個人の強みを活かすことが重要です。
例えば、
- サービスの柔軟性:一律の対応をするのではなく、クライアントごとに内容を少し変える
- 小回りの利く対応:緊急時の対策やスピーディな対応を行う
- あなた自身のスキル・知識:Webライティングや画像編集のスキルをまとめて提供する
といった工夫をすると、価格競争に巻き込まれにくくなります。
そして、「あなたに依頼してよかった」と言われるサービスを提供できるようになります。
【参考】SNS炎上!予防策と発生時の適切な対処法について解説
SNS運用代行業が向いている人・向いていない人
SNSの運用代行は、コツコツと同じ作業ができる人や、決められたことを慎重に、きっちりとこなせる真面目な人が向いています。
逆に、クリエイティブ過ぎたり、同じ作業を繰り返すのが苦痛な人には向いていません。
自分が目立ちたいというよりは、マネージャー、裏方気質がある人におすすめです。
【参考】スマホで副業?ネットやSNSでよく見る勧誘は本当に安全か
SNS運用代行で上手に稼ごう
この記事では、SNS運用代行で稼ぐ方法についてお伝えしました。
最大のメリットは、副業でも起業でもできる、時間と仕事量の柔軟性です。
もし、起業・副業のネタを探しているのならぜひ検討してみてください。
後編では、
- 代行業を始める3ステップ
- 稼ぐポイント
についてお伝えします。