職場における他の社員との関わり方は、会社選びをする上で非常に重要な要素の一つ。
働き方や、キャリアにも大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
今回は、会社選びの際に押さえておくべきドライな職場、ウェットな職場、それぞれの特徴について紹介します。
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ドライな職場・ウェットな職場
会社選びをする際に重視すべき基準はいくつかあります。
- どんな仕事ができるのか?
- どれくらいの給料をもらえるのか?
- どんな人達が働いているのか?
そして、その職場の雰囲気も、自分に合った会社を選ぶ際に決して無視できない要素です。
会社の雰囲気を表す言葉として、
- 社員同士がお互いに、余計なことまで干渉しない「ドライな職場」
- みんな和気藹々として、繋がりを重んじる「ウェットな職場」
の2つがあります。
長く働くのであれば、この観点からも、向き不向きを把握しておきたいところです。
人間関係がドライな職場の特徴
まずは、「ドライな職場」の特徴をいくつか見ていきましょう。
- 外資系企業
- 金融
- 先進的な事業をしているIT企業
などに多いとされています。
1. プライベートへの干渉が少ない
人間関係がドライな職場では、仕事は仕事、プライベートはプライベートでしっかり分けられていることが多いものです。
社員も、仕事に直接関係のないことまでお互いに干渉することはありません。
当然、
- 仕事終わりの飲み会や
- 休日の付き合い
- 社員旅行
といったイベント事が全くない会社も多々あります。
2. 何よりも仕事の成果・結果が大事
人間関係がドライな会社は、何よりも結果や仕事の成果を重んじる傾向にあります。
これは、外資系や金融、ITといった業界の特性が、そのまま職場に反映しているという側面があります。
特に外資系では、成果を出せない社員はすぐに辞めさせられてしまうといったことも珍しくありません。
3. 自ら学んで、自ら成長
ドライな職場には、転職を繰り返してキャリアを積んでいくという考え方を持った人が多く集まる傾向にあります。
そのため、人材の流動性も一般的な職場に比べて高いのが特徴的です。
人が辞めていく前提なので、社内教育にはお金をかけません。
社員教育は、最低限の内容に限られます。
基本的には自分で学び、自主的にステップアップしていく。
それが当たり前とされる風潮です。
4. チームプレイより個人プレイ
社員各々が自分のタスクを黙々とクリアしていく、個人プレイが重視されるのも、ドライな職場の大きな特徴の一つです。
ドライな職場が向いている人
- とにかくプライベートと仕事はきっちり分けたい
- 煩わしい人間関係やトラブルに巻き込まれたくない
という方には、断然ドライな職場が向いています。
また、
- 自分の持っているスキルを活かしながら、自分の実力でチャレンジしていきたい方
- 仕事の中身や収入にこだわりたいという方
にもおすすめと言えます。
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人間関係がウェットな職場の特徴
一方で、昔ながらの日本企業は、社員同士の繋がりを大切にするウェットなところが多いとされます。
1. 勤務時間外の付き合いがある
ウェットな職場では、仕事終わりの飲み会や、定期的な社内イベントなど、勤務時間外の付き合いが多いのが特徴と言えます。
場合によっては家族ぐるみの付き合いを求められることも珍しくありません。
2. 個人プレイよりチームプレイ
ウェットな職場では、何よりも社員同士の調和やチームプレイを重視します。
そのため、何をするにも基本的には複数の社員が集まりチームを組んで仕事をしていくことになります。
3. 手取り足取り教えてもらいながら、成長する
ウェットなところでは、終身雇用を前提にしているケースが一般的。
それ故、会社は、中長期的な目線で社員を教育します。
ゆえに、教育体制が整っており、後輩は先輩社員に手取り足取りいろいろ教えてもらいながら成長していきます。
ウェットな職場が向いている人
- 先輩後輩、上司部下の関係を大切にしたい
- 義理堅くやっていきたい
- 人との繋がりを大切にして、協力しながら仕事をしたい
このような方には、ウェットな職場が向いていそうです。
ドライな職場orウェットな職場、どちらが向いているかを見極めよう
ドライな職場が向いているのか、それともウェットな職場が向いているのかは、基本的に個人の性格や、職場に何を求めるかで決まります。
一概にどちらが良いとは、なかなか言えないでしょう。
上で挙げたのは、あくまで傾向。
外資系や金融、IT系でも、ウェットな会社ももちろんあります。
そして、伝統的な日系企業でも、ドライなカルチャーを持った会社だってあります。
色々な職場の情報を集めてみて、自分が希望するのはどのようなタイプかを見極めましょう。