在宅でできる副業の中でも、人気がある副業Webライター。
休日やスキマ時間を活用して記事を書き、収入を増やしているサラリーマンも増えています。
パソコンが1台あれば始められる、と言われているのも魅力の一つ。
しかし、「パソコン1台で始められる」といっても、パソコンの中に、ツールやソフトを備え、また、Webも活用する必要があります。
世の中には無数のツールやサイトがあります。
「何をどう準備すれば良いのかわからない」という方もいるでしょう。
この記事では、「副業Webライターを始めたい」という方に、最低限揃えるべきツールやサイトについて解説します。
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副業Webライターは具体的にどんな作業をするのか?
どのようなツールを揃えたらよいかを理解するためには、副業Webライターがどのような作業をするのかを具体的に知る必要があります。
そこでまずは副業Webライターの作業工程を見ていきましょう。
1. リサーチで情報を集める
まず最初にやるのがリサーチです。
これは、企画や構成、ライティングを行うための材料を集めることが目的。
多くの場合、Webページを見るためのブラウザを活用して情報を集めることになります。
しかし、案件によってはインタビューや書籍などから情報を集めることもあるでしょう。
また、検索結果で上位表示されるための、SEOを意識した記事を執筆するには、キーワードを調べて選定する必要があります。
2. 企画・構成を作る
リサーチが終わったら、企画や構成を考え、作り込んでいきます。
集めた情報から、「どんな記事にするのか?」を明確にします。
そして、「何を、どのような順番で伝えるのか?」を考えるのです。
ただ、副業Webライターを始めたばかりの頃は、企画・構成案をクライアント側から提示されることも多いかもしれません。
その場合は、提示された内容に沿ってリサーチを進めていきます。
3. ライティングする
作成した、あるいは、提供された企画・構成案を基に、ライティングを行います。
執筆する過程で、情報が不足していたら、随時追加でリサーチを行って、内容を充実させていきましょう。
4. 編集して納品する
文章を書き終わったら、誤字・脱字、日本語として不自然な部分を修正して、見出しや強調の設定などを行い、分かりやすくしていきます。
これらのチェックが終わったら、クライアントに納品し、一本の記事が完成します。
場合によっては、修正を求められることも有るかもしれません。
以上が一般的な Web ライターの作業工程です。
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Webライターが最低限揃えておきたいツール
作業工程ごとに、Webライターが最低限用意しておきたいツールを説明します。
ブラウザ
当たり前の話ではありますが、Webページを検索閲覧するブラウザが無いと、情報を集めることができません。
多くのパソコンには通常インストールされているはず。
まずはそれを活用してみることをお勧めします。
世の中にはたくさんのブラウザがありますが、おすすめはGoogle Chromeです。
これを使うと、
ライティングなどにも使えるGoogleドキュメント
ファイル共有や保存に適したGoogleドライブ
も、スムーズに使用できます。
また、リサーチした結果をまとめる時には、「メモ帳」も便利。
あとは、後述する文章作成ソフトを活用するとよいでしょう。
キーワードを見つけるツール
SEOを意識した記事を執筆するなら、キーワードを選定するためのツールも必要です。
- 関連するキーワードを見つけるためのツール
- キーワードが検索された量を計測するツール
の2種類のツールを組み合わせて選択します。
ラッコキーワードというツールでは、メインのキーワードに関連する検索ワードをリストアップできます。
例えば、Webライターというメインキーワードを入力すると、
- 「Webライター とは」
- 「Webライター 副業」
といった具合で、候補が出てきます。
ここから、記事のアイデアを見つけることが可能になるのです。
それぞれのキーワードの検索ボリュームを測るには、Googleキーワードプランナーが便利。
検索ワードごとのボリュームを比較して、多いものを選択することができます。
文書作成ソフトでOK
企画・構成・ライティング・編集は、基本的に文書作成ソフトだけでOK。
世の中には、様々な文書作成ソフトがあります。
しかし、多くの場合、Microsoft Wordか、Googleドキュメントで十分でしょう。
Microsoft Word
Microsoft Wordは、文章校正機能が優れているのが特徴。
誤字脱字を見つけやすく、編集が楽になるでしょう。
ただ、あなたのPCに元々入っていない場合、購入する必要があるかもしれません。
Googleドキュメント
Googleドキュメントは、Googleのアカウントがあれば無料で使えるのが魅力。
作成したコンテンツの共有も、URLを使えばできるので、共同作業が非常に楽です。
ファイルとして書き出したければ、Word形式で書き出すことも可能。
更に、音声入力も使えて、執筆のスピードを速くすることもできます。
ファイル形式に関しては、クライアントから指定がある場合がほとんど。
それに合わせて文書作成ソフトを活用するとよいでしょう。
連絡のためのチャットツール
仕事はクライアントと連絡を取ることが基本。
Webライターの場合は、チャットツールを使うことが多いでしょう。
「どのチャットツールを使うか?」はクライアントに合わせることになります。
しかし、ライター側は、基本的には料金がかからないことが多いでしょう。
クラウドソーシングサイトを経由する場合は、そのサイト上でやり取りを行います。
比較的多く使われるチャットツールは
の2つ。
両方でアカウントを持っておけば、恐らく大半のクライアントに対応可能でしょう。
その他用意しておくと便利なツール
必須ではありませんが、あるとクライアントからも喜ばれる便利なツールをご紹介します。
画像素材を探せるサイト
見出しや記事の途中に挿入する画像の選定・加工をライティングとセットで頼まれることも多いでしょう。
画像を探すときは、著作権に十分注意する必要があります。
Pixabayのような著作権フリーの画像素材サイトから探して使用するようにしてください。
Google検索で出てきた画像をそのまま使用してはいけません。
最悪、その画像の権利者からサイトが訴えられると、契約解除どころか損害賠償を支払う羽目になるリスクも。
画像の編集ツール
あまり機会は少ないのですが、画像の加工はCanvaというオンラインツールがおすすめ。
Googleのアカウントがあれば、無料から、オンラインで使用することができます。
デザインの知識がなくても、綺麗な見出し画像が作れるテンプレートや、商用利用できる画像素材も豊富に揃っています。
インタビューの時に必須な録音ツール
インタビューを行って、それを元に記事を執筆するなら、録音ツールは欠かせません。
とはいえ、わざわざ録音のためのソフトを入れる必要はありません。
Zoomの録画機能や、パソコン自体に搭載されている録音機能で充分でしょう。
オンラインではなく対面でインタビューを行うなら、スマートフォンなどの音声メモ機能や録音機能を活用するとよいでしょう。
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ツールを揃えて副業Webライターを始める
この記事では、Webライターの業務の過程と最低限必要なツールについて解説しました。
細かく解説しましたが、機材的にはパソコンがあれば十分です。
ソフトも、ブラウザと文書作成ソフト、チャットツールがあれば、副業Webライターとして仕事を始めることができます。
必要なツールを無料で揃えることができるので、金銭的なリスクは少ないはず。
早速準備を整えてWebライターの世界に足を踏み入れてみてください!