転職活動をする自由は、すべての働く人に認められています。
そのため、それを周囲の人に知られたとしても、大きな問題ではありません。
しかし、スムーズに転職活動を進めるためには、なるべく内密にしておく方が賢明。
ここでは、ぜひとも注意しておきたい、転職活動が会社にバレる主な要因と、バレた時のリスクについて詳しく解説します。
転職活動が会社にバレると?
かつて、日本では、最初に就職した会社で定年まで働く「終身雇用」が一般的でした。
しかし、今は、「転職して当たり前」という時代でもあります。
そのため、転職すること自体は、広く受け入れられるものでしょう。
しかし、転職活動を進める際は、振る舞いや行動に気をつけないと思わぬリスクを被ることがあります。
スムーズに転職先を見つけ、転職を実現するためにも、なるべく会社にバレないようにして慎重に進めるのが賢明です。
【参考】実はブラック?転職サイトの求人の危険フレーズ3つと回避策
転職活動が会社にバレる主な要因
実際のところ、大半の方が、今の会社にバレないように注意しながら転職活動をするもの。
しかし、以下のような行動を取ることで、周囲に知られてしまう可能性が高まります。
同僚にうっかり話してしまう
転職活動していることがバレる一番の要因は、同僚にうっかり話してしまうことです。
直接的に「今転職活動している」と言わなくても、
- 「今の仕事辞めたい」
- 「新しいこと始めたいな」
と言った何気ない言動から察知されてしまうケースも珍しくありません。
また、会話が盗み聞きされ、いつの間にか社内で噂が広まってしまうケースもあります。
そのため、内密にしておきたいのであれば、たとえ親しい同僚との会話でも安易に話題にしないのが一番です。
服装や、服装の変化
服装の変化で転職活動をしていることがバレることもあります。
例えば、
- 普段はカジュアルな服装で出勤している人が、突然スーツを着てきた時
- スーツを着ている様子を街中で同僚に見られてしまった時
「あっ、転職活動してるんだな」と、バレてしまいます。
しかし、後者の場合は、どうしようもないかもしれませんね。
転職活動に会社のパソコンを使う
会社のパソコンを使って、求人情報を探したり、転職サイトに登録したりすると、バレてしまうことがあります。
会社によっては、転職サイトを閲覧すると、人事に通知が飛ぶようになっていたりもします。
また、会社のメールアドレスでメールマガジンを取ったりするのも危険です。
意外と、そういう情報は会社に筒抜けになっていたりもしますよ。
急な有給申請をする
平日に説明会や面接などの予定が入った場合、有給を申請することになります。
しかし、その前日、もしくは当日になって急な申請をしてしまうと、怪しまれます。
有給を使う理由を、しつこく聞こうとしてくる会社もあります。
「親戚の不幸で、、、」等のありきたりな嘘はバレてしまいがち。
できるだけ余裕を持ってスケジュールを立て、慎重に申請しましょう。
社員が知っているSNSを転職活動に使う
意外と盲点になっているのが、個人のTwitter等のSNSアカウントです。
会社の人が知っているSNSを使って、他社や転職関連のアカウントをフォローしたり、されたりすると、怪しまれます。
人事や上司は、意外とそういうところもチェックしていたりするのです。
効果的な対策としては、転職のためのアカウントを新たに作るなどして使い分けることです。
転職活動が会社にバレる思わぬリスクとは
転職活動していることが会社にバレたからといって、何かペナルティを課されることはないでしょう。
しかし、「どうせ辞めてしまうのだから」という理由で、
- 重要な仕事を任されなくなる
- 人事面で冷遇されたり
- ボーナスを減らされる
ということは起こり得ます。
場合によっては、
- 転職について色々聞かれる
- 引き止められる
- 嫌味を言われる
といったことで、不快にさせられたり、転職活動を邪魔されたりすることもあります。
そうすると、転職活動のみならず、通常の業務に支障が出たりすることもあり得ます。
大事な面接の日に、急な出張を入れてきたりすることも、よくあるのです。
そのため、転職活動は、可能な限り内密にしておく方が良いでしょう。
あらかじめ入念にスケージュールを練った上で有給申請等を行い、今の仕事も一切手を抜かず、明朗快活に振る舞うことが大切です。
転職活動はバレないように進めよう
転職活動が長引けば、それだけ会社にバレるリスクも高まります。
また、疲労やストレスによって現職への影響も必ず出てきます。
仕事中に「心ここに在らず」といった状況に陥ることもあり、また、「どうせ辞めるんだから」と手を抜いてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、周囲に不快感を与える行動は慎むのが鉄則。
波風立てず転職するためにも、内密にしつつ、入念な準備と対策をした上で転職活動を進めましょう。