起業や副業がブームになっています。
もしかすると、この記事を見ているあなたも検討している一人かもしれません。
具体的にやりたいことが決まっているのなら、挑戦してみるのも良いでしょう。
しかし、多くの人は「起業・副業したいけど、何をやろう?」と悩んでいるもの。
案外、「やることを決める」というのは難しいのです。
そんなあなたに、ちょっと検討してほしいものがあります。
それが、「起業・副業を支援するというビジネス」です。
この記事では、起業・副業を支援するビジネスは儲かるのか?メリットとデメリット、個人でもできる事例をご紹介します。
【参考】起業の準備一覧!14項目の最低限やるべきことをリストで整理
起業・副業を支援する、という考え方
「起業・副業を支援?それってどういうこと?」
「そんなので儲かるの?」
と疑問に思うかもしれません。
ですが、これに関して、よく知られた話があります。
それが、かの有名な「ゴールドラッシュ」。
1800年代中盤に、アメリカ西部で起きた、金の採掘ブームです。
このゴールドラッシュで一番儲けたのは、実は金を掘り当てた人ではなかったとの逸話。
それで、一番設けたのは、金を掘り当てようと群がる人達にジーパンやツルハシを売った会社である「リーバイス」だったと言われています。
リーバイスと言えば、デニムの中では最も知られたブランドの一つですね。
そう、リーバイスがやったことこそ、「ブームに乗って起業・副業をはじめるをサポートするビジネス」ということです。
起業・副業を支援すること自体もブームに?
企業を見ても、起業・副業をはじめる人達のブームに乗る形で、
- プログラミングを教えるスクール
- 副業・フリーランス可の求人も取り扱う人材紹介会社
が増加しています。
もちろん、個人でも、起業・副業を支援する小・中規模なビジネスを行っている人は大勢います。
ゴールドラッシュとは言い過ぎかもしれませんが、それに近いブームを利用しながら稼いでいるのです。
起業・副業する人より、リスクが少なくて商売し易いかもしれません。
【参考】始めるならこれ!サラリーマン向け週末起業のアイディア3つ
起業・副業を支援するビジネスのメリットとデメリット
それでは、起業・副業支援ビジネスのメリットとデメリットをお伝えします。
メリット1:少ないリスクで始められる
まず、あくまで一般論ですが、直接起業するよりリスクが少ないことが多いです。
初期投資も少なく、固定費も抑えやすいのが特徴。
自分のノウハウを武器にしたビジネスであれば、コストをかけずに始めることも可能です。
サポートの仕方を慎重に設計すれば、副業から始めることもできるでしょう。
メリット2:安定的に集客できる
今まさに起業・副業したい人がたくさんいるという状況は大きなメリット。
少ない活動や広告費で、安定的に集客できるでしょう。
魅力的なオファーができれば、「サポートどうですか?」と提案するだけで「お願いします。」と言われる位の勢いです。
ブームに乗っていればいる程、安定して集客しやすくなっています。
もちろん、デメリットもあります。
デメリット1:客単価は低い
まず、大きなデメリットとしては、単価が低くなりやすいことです。
起業・副業したい人は、一般的に、十分なお金がないケースがほとんど。
よって、初期投資も抑えがちなので、客単価も下がる傾向にあります。
そのため、ビジネスとしては、広く浅く売っていく必要があるでしょう。
デメリット2:単発になりやすい
もう1つの大きなデメリットとして、起業・副業の立ち上げだけだと単発になりがちです。
立ち上げ後、リピーターにしていくのはなかなか難しいもの。
よって、このビジネスは顧客をたくさん集めなければなりません。
もちろん、継続的に取引できるほど利益は増えるため、上手い仕組みを考えることが重要です。
【参考】副業から起業へ!段階を踏んだ起業のメリット3つと注意点3つ
個人でもできる起業・副業支援ビジネス3つの事例
ここまでで、起業・副業を支援するビジネスのメリットとデメリットをお伝えしました。
最後に、個人でもできる起業・副業支援ビジネスの事例を3つご紹介します。
起業・副業のコーチ、コンサルタント
「知らないことを教えてあげる」「導いてあげる」という類のビジネスです。
つまり、起業・副業に関してアドバイスやコーチングを行います。
非常にベタな方法ですが、始めやすく時間もかからないのは魅力。
ただ、競争も激しく、コンサルタント、コーチの中では客単価が下がりやすいということもあります。
戦略をはじめ、何をどう提供するのか、プランを上手く工夫する必要があります。
人とやり取りするのが得意な人にはおすすめです。
起業・副業の業務サポート
「苦手なことや面倒なことをやってあげる」ということです。
事業の立ち上げや運営において、面倒な業務をサポートします。
例えば、
- 経理・事務・スケジュール管理
- Web制作
- 会社の登記等の事務作業
など、特定の仕事を代行します。
特に、このご時世だとITツールやWebサイトのセッティング・運用の需要は高いと言えます。
しかし、実働が発生するので、一定の時間を確保する必要がある点には注意が必要。
時給で見ると最初は安くなりですが、メンテナンスや次のステージへのサポートなど継続性を比較的見出し易いのもあります。
スキルのハードルは、意外にも低い傾向にあるとされます。
何かしらスキルを持った人にとっては始めやすいかもしれませんね。
知識・スキルを教える講座販売
そして、最後に、紹介するのが講座の販売です。
これも、「知らないことを教えてあげる」という類のビジネス。
起業・副業に必要な役立つ知識やスキルを、オンライン講座として販売します。
これは、オンライン講座自体ももある種のブームとなっており、集客は容易でないかもしれません。
しかし、一旦軌道に乗ってしまえば、不労所得に近い状態にできるのが魅力でもあります。
Udemyなどのプラットフォームを使えば、報酬は少なくなりますが集客も容易になります。
また、先に紹介した2つの事例と異なりコミュニケーションの負荷が少ないのも特徴と言えるでしょう。
コミュニケーションは苦手だけど、知識やスキルがあり、コンテンツ商品をコツコツと作れる人にはおすすめの方法になります。
【参考】Kindle出版を副業で始めるのに必要な3つのツールをご紹介
起業・副業を支援するビジネスで安定して稼ぐ
この記事では、起業・副業する人をサポートするビジネスについてお伝えしました。
ゴールドラッシュの事例のように、直接起業・副業に挑戦するより比較的低リスクです。
もし、あなたが起業・副業したいのなら、まずは「起業・副業の支援」からはじめてみるのも一考かもしれません。