カジュアル面談とは?よく聞かれる”意外な質問”のワケ

最近、よく聞くようになった「カジュアル面談」。

本番の面接を実施する前に企業の担当者が候補者と接触し、コミュニケーションの場を設けるものです。

気軽に互いの相性を見ることができるため、求職者、企業側、双方から好評なのだとか。

しかし、「気軽」さを勘違いして、思わぬ落とし穴に嵌ってしまうこともあります。

今回は、カジュアル面談について主な概要を踏まえた上で、求職者にとってのメリットや面談に臨むための必要な心構え、そして、よく聞かれる”意外な質問”とそのワケについて紹介します。

【参考】Web面接の準備、マナーと注意点!スマホはNG?

 

カジュアル面談

 

カジュアル面談とは?

カジュアル面談とは、実際の選考の前段階で、比較的リラックスした状態で企業の担当者と候補者が面談することを指します。

文字通り、カジュアルな雰囲気が重視されます。

多くの場合、カフェやレストラン、居酒屋などの空間で、食事や雑談をしながら行われます。

カジュアル面談を行う企業側の狙いとしては、

  • 近い距離でいろいろとヒアリングすることにより人材のミスマッチを防止する
  • 興味を持ってくれている人に、企業の魅力を直接PRできる

といったことが挙げられます。

また、近年増えてきている、

  • 社員のツテを利用して優秀な人材を引き入れるリファラル採用や縁故採用
  • 人材に直接アプローチするダイレクト採用

を実施するための導入として行われるケースも少なくないようです。

【参考】「何か質問はありますか?」面接での模範解答とNG集

 

カジュアル面談の求職者にとってのメリット

カジュアル採用はそれを実施する求職者にとっても多くのメリットがあります。

具体的に見ていきましょう。

 

一対一で気軽に話ができ、聞きたいことを聞ける

通常の採用面接の場合、一人の候補者に複数名の面接官がつくことも少なくありません。

また、採用面接の場合、質問をするのは、ほぼ面接官。

求職者が質問をする機会は、時間も含め、かなり制限されています。

そうなると、聞きたいことがあっても、タイミングを逃してしまうことはよくあります。

しかし、カジュアル面談は、ほとんどの場合一対一で行われます。

話をするのも、面接官ではありません。

リラックスした状態で、仕事内容や待遇、会社の雰囲気、その他面接では聞きにくい細かなことに関しても気軽に聞くことができます。

 

選考本番に臨むための準備として使える

企業の人と直接接触することによって、現状の自分の立ち位置や、企業にとって自分が相応しい人材かどうかを把握することができます。

求人票やホームページにも色々と記載されていますが、通常”ざっくり”としたものです。

また、どのような人が求められているかについて具体的にイメージすることもできます。

面談の機会を利用して不明な点を明確にしておけば、万全な状態で面接に臨めるでしょう。

さらに、入社してからの生活に向けた心構えの場としても活かすことができるでしょう。

 

企業の実情を垣間見ることができる

ミスマッチのリスクは、企業側だけでなく、求職者側にも発生します。

入社する前と後でギャップを感じ、それがストレスとなって早期退職、となると、求職者側にもとってもダメージです。

面談を通して、

  • 面接では聞けない「ここだけの話」
  • 担当者の「個人的な話」

まで聞くことで、完璧とまではいかずとも、その企業の実情を垣間見ることができるのです。

【参考】採用アウトソーシングとは?利用のメリットや注意点

 

カジュアル面談に臨むための必要な準備、心構え

いくらカジュアル面談とはいえ、相手から見られ、評価されると思っておきましょう。

「カジュアル」の名を借りた、本音を見るための採用面接と言えなくもないのです。

よって、最低限の準備、マナー、そして心構えが必要となります。

 

服装の指定がなくても、無難な服装にする

カジュアル面談では基本的に服装自由、私服OKとされています。

しかし、たとえ服装に指定がなくても、無難な格好で参加するのが良いでしょう。

ガチガチのリクルートスーツを身につける必要はありません。

しかし、なるべく派手ではない、モノトーンで、清潔感のある服装を心がけます。

 

実際の面接に臨むつもりで参加する

カジュアル面談ではありますが、担当者が「この人を採用しない方がいい」と言ってしまうと、選考本番で圧倒的に不利になってしまうでしょう。

そのため、いくらカジュアルとはいえ、傲慢さや無礼な態度が見えてしまってはダメ。

また、どんな対応、質問をされても慌てることのないようにしておきましょう。

本番の面接に臨む時のように、回答を用意し、万全な対策を整えておくことも重要です。

 

社風、給与、待遇など、企業に関する基本的な情報をリサーチしておく

より有意義な面談にするためにも、その企業に関する細かな情報について事前にリサーチしておきましょう。

たとえば、社風や、給与、待遇、残業、事業内容、その企業の強みなど、いくつかネタを用意しておくけば、会話が弾みます。

入社への熱意もアピールできるでしょう。

そうすることで、担当者に好印象を持ってもらいやすくなります。

【参考】顔採用はある?差別的or合理的?就活生が知るべき真実

 

よく聞かれる意外な質問

そして、Twitter等のSNSでも話題になりますが、よく聞かれる意外な質問として、

「志望動機を教えてください」

というものがあります。

これは、担当者が、カジュアル面談と本採用面接を勘違いしているがゆえに起こるもの。

カジュアル面談のアポイントを取った者と、面談の担当者が異なり、連携がうまくいっていないのが理由で起こるものです。

しかし、この質問が出てきても、大人の対応で応じたいもの。

「これってカジュアル面談ですよね」ということは確認しつつ、カジュアル面談の場に出向こうと思った理由について、淡々と語るのが良いでしょう。

【参考】リファラル採用とは?手数料ゼロ施策の魅力4つと注意点3つ

 

カジュアル面談を上手に活用しよう

カジュアル面談は、通常の面接よりもリラックスした状態で、企業の人間と直接コミュニケーションを取れる貴重な機会。

就活生、転職希望者にとってプラスになることも多いものです。

企業が実施しているのであれば積極的に参加してみましょう。

【参考】スクラム採用とは?一丸となって採用に取組み成功を勝ち取る

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. キャリア迷子
  2. チャットボット
  3. 遊休地
  4. 駐車場経営
  5. 健康経営
  6. 自己都合退職
  7. 限定正社員
  8. 海外マーケター
  9. SNSマーケター

おすすめの記事

  1. 社会起業家
  2. テクノ失業
  3. 円満退職を実現
  4. オンライン営業
  5. ポテンシャル採用
  6. 転勤のデメリット
  7. 競争戦略
  8. 体育会系
  9. 取り込み詐欺
  10. チャットボット
ページ上部へ戻る