職場の人間関係!深入りし過ぎる弊害と距離の保ち方

事業を円滑に進めていくためには、社員同士の結束が欠かせません。

しかし、そのつながりが強すぎると、思わぬ問題が生じることがあります。

ここでは、職場の人間関係に深入りしすぎると起きる問題と、適度な距離を保つための方法やポイントについて解説します。

【参考】メンター制度とは?定番になった仕組みのメリットと注意点は

 

職場の人間関係

 

「会社は家族」ではない

社員同士が絆を深めることは、仕事を円滑に進めていく上で重要な場合もあります。

しかし、かと言って、ビジネスとプライベートの境界が見えなくなるほど関係を深めてしまうと、何かと弊害が起きてしまうもの。

特に、若年層の仕事に対する価値観が、時代と共に大きく変わろうとしている昨今。

「会社は家族」と言った考え方を持っているのであれば注意が必要かもしれません。

社員同士のつながりが深いと、万が一トラブルが生じた際、自分自身に降りかかる被害の規模も大きくなります。

最悪の場合、ストレスで精神を病んでしまったり、その職場で働きづらくなってしまったりすることも。

そのため、ある程度の距離を保つことが不可欠と言えるのです。

【参考】アンガーマネジメントは6秒待つだけ?案外簡単!4つの対策

 

職場の人間関係に深入りしすぎると起きる問題

職場の人間関係に深入りしすぎると、実際にどのような問題が生じるのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

 

仕事や無理を押し付けられやすくなる

上司と部下という仕事上の立場を超え、家族や友人に近い関係に。

聞こえはいいですが、面倒の元かもしれません。

関係が深くなればなるほど、下の立場の者は仕事を押し付けられやすくなります。

仕事上の立場が曖昧になると、たとえ理不尽な要求や指示であっても、

「関係を壊したくない」

「嫌われたくない」

気持ちがはたらくもの。

そのような理由から、遠慮してしまい、はっきり断ることができなくなってしまうためです。

 

自分のプライベートなことが周囲に広まりやすくなる

もちろん、仲が良いことに越したことはありません。

しかし、公私混同するほど仲を深めてしまうと、自分のプライベートなことがいつの間にか周囲に広まってしまうという状況に陥ります。

特に友人だからと言って自分のSNSを同僚に教えてしまうと、

  • 家族のこと
  • 恋人のこと
  • 会社以外の友人のこと
  • その他私生活のこと

これらが、他の社員に拡散されてしまう可能性があります。

プライベートな情報は、妬み、やっかみ、蔑み、そのような感情を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。

 

関係が拗れると仕事にも影響が出る

仲が良い同僚とプライベートな付き合いをしている際、トラブルや問題が起きてその関係に亀裂が生じると、それが仕事にも影響します。

仲が悪くなっても、仕事上の付き合いをいきなり辞めることは難しいもの。

毎日、イライラした気持ちを抱えながら顔を合わせなければならないかもしれません。

そして、それがストレスになり精神を病んでしまう可能性もあります。

 

プライベートで誘いを受け、自由な時間がなくなる

職場での人間関係の繋がりが強過ぎると、業務外の様々な誘いを受けます。

  • 飲み会
  • ゴルフ
  • サークル活動

業務後や、休日に行われることが多いこれらの活動。

本当は断りたくても、同調圧力に勝つのは、そう簡単ではありません。

その結果、

  • 自由な時間がなくなる
  • 休日が使えなくなってしまう

といった事態に陥りかねません。

【参考】ハラスメントとは?知っておきたいこんなものまで「●●ハラ」

 

適度な距離を保つための方法とポイント

それでは、相手を傷つけずに適度な距離を保つための方法と、そのポイントについて見ていきましょう。

 

部下や同期にタメ口を使わず、丁寧な言葉遣いをする

適度な距離を保つためには、同僚を平等に扱い、丁寧な言葉遣いをすることが最も効果的。

上司はもちろん、同期や部下に対しても極力タメ口を使わないようにしましょう。

また、「〇〇さん」と敬称をつけることも大切です。

適度な距離感ができて、お互い心地の良い感覚を築きやすくなります。

 

プライベートなことは極力話さない、聞かない

仲良くなろうと思っていなくても、何気ない会話をしているだけで、共通の趣味などの話題が上がることがあります。

そこから、自然と距離が縮まってしまうのも、よくあることです。

そのような状況は、一時はよくても、後々面倒なことになる可能性を孕んでいます。

派閥や仲良しグループができたり、それらが互いを敵視しあったりすることも。

これを防ぐためには、プライベートなことは極力話さない、聞かないという心がけが重要。

相手から急に話を振られてしまった際には、不自然にならないように話を切り上げるか、話題を変えるのが無難です。

 

社内の噂話に首を突っ込まない

どこの会社でも、ある社員に関する噂が広まることはよくあります。

根も葉もない噂話に首を突っ込んで、同僚と一緒になって噂を広めてしまうのはやめておくべきでしょう。

噂話を元に、無意味な結束が生まれてしまうことがあります。

また、その噂が間違いと判明した際に大きなリスクを被ることもあるでしょう。

たとえ気になったとしても、自分から積極的にその輪に加わったり、噂話を広めたりするようなことは控えるのが賢明です。

 

私用のSNSを会社の人に教えない、鍵をかける

Instagram等、自分のSNSを会社の人に教えるのは極力やめた方が良いでしょう。

旅行に行った、買い物をした、友人、恋人と過ごしたなどの何気ない投稿でも、同僚の嫉妬に晒されることがあります。

匿名で誹謗中傷が書き込まれたり、個人情報が流出したりするリスクもあります。

【参考】円満退職すべき?退職を切り出す際のマナーと注意点

 

職場の人間関係を良好にしよう

職場の人間関係において、適度な距離を保つことは大切。

しかし、あからさまに壁を作ったり、無視したりしてしまうと、逆に関係を悪化させてしまうこともあります。

常に客観的な視点を持ち、適切な関係を築くことが、快適に働く上で必要なことです。

【参考】アルムナイ制度とは?導入のメリット3つと成功のポイント3つ

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. 未経験者歓迎
  2. 新卒の定着率
  3. mydigitaloffice
  4. 源泉徴収
  5. カジュアル面談
  6. 賃貸経営のメリットとリスク

おすすめの記事

  1. PASONAの法則
  2. 見込み客
  3. 登記簿謄本
  4. マーケティングの名言
  5. オウンドメディア
  6. Venngage
  7. サンクコスト効果
  8. 在宅勤務でサボり
  9. Googleビジネスプロフィール
ページ上部へ戻る