ふるさとワーキングホリデーとは?活動内容と参加のメリット
- 2022/3/23
- 業界・動向
地方を中心に、人口減少が進む日本。
日本の大半は「地方」であり、人口の大半も「地方」に住んでいるのです。
実際、都市部にも、地方で生まれ育った出身者はたくさん住んでいます。
そんな中、地方にプチ移住しながら働く「ふるさとワーキングホリデー」が注目を集めています。
実際に参加を検討されている方や、興味のある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな方が是非知っておくべきふるさとワーキングホリデーのメリットや主な事例、活動内容について紹介します。
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ふるさとワーキングホリデーとは?
ふるさとワーキングホリデーとは、総務省が2017年からスタートさせた地方創生事業の一つです。
主に都市部で暮らす若い人が地方に赴き滞在し、働きながら地域の人たちと交流したり、日常では味わえない体験をしたりすることです。
海外で働きながら余暇を過ごすワーキングホリデーの国内版とイメージすると良いでしょう。
社会人はもちろん、学生も参加対象になります。
自分の進路を考えるための貴重な体験になるとして人気を集めている施策です。
「都会に出て生活を始めたはいいけど、何か違う」
「人生このままでいいんだろうか」
そんな悩みをお持ちの方にはおススメです。
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主な事例と活動内容
ふるさとワーキングホリデーは、受け入れ先の自治体や事業者によって活動内容や催されるイベントが異なります。
主な事例とその内容についていくつか見ていきましょう。
北海道
まずは、広大な自然と大地を有する北海道です。
北海道のふるさとワーキングホリデーでは、主に地元産業である酪農や漁業体験を味わえます。
北海道の「十勝」の最南端にある、広尾町という町が受け入れ先となります。
海、山、川と恵まれた自然の中で働いたり、バードウォッチングや地域住民との交流イベントに参加したりと充実した時間を過ごせます。
福島県
次に、震災からの復興を進める福島県。
福島県ふるさとワーキングホリデーにおける活動内容は、震災からの復興関連事業がメイン。
漁業や農業、宿泊業、観光事業に従事しながら復興に貢献することが可能。
他にも、地元の酒造で働いたり、販売体験や伝統工芸づくりなど地域の活性化にも寄与できます。
沖縄県
そして、日本有数のリゾート地である沖縄県。
こちらでも、仕事や地域イベントを通して観光だけでは味わえない貴重な体験ができます。
農業や酪農、福祉、漁業に従事しながら、透き通った海でのダイビング体験や自然、文化に触れられるイベントに参加します。
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魅力、参加するメリット
ふるさとワーキングホリデーでは、収入を得られるだけではありません。
それに加えて、多くの魅力や参加するメリットがあります。
地方創生、地域の活性化に貢献できる
この施策では、高齢化や少子化による人手不足や後継者不足問題を抱える地方の仕事に従事することになることが大半。
よって、参加するだけで地方創生や地域の活性化に貢献できます。
たとえ短期間であっても、日本が抱える社会問題について肌で感じられる貴重な機会になるでしょう。
スキルアップやビジネスチャンスの発見
都市部から離れ、今まで経験したことのない分野の仕事に従事することによって見聞が広がります。
新しいスキルや技能を身につけることも可能でしょう。
特に、将来、転職や起業を検討している方であれば、その体験を通してビジネスチャンスの発見につながることもあります。
心身のリフレッシュ
ふるさとワーキングホリデーの各プログラムには、職業体験はもちろんのこと観光や地域住民との交流などプライベートでのアクティビティも充実しています。
人混みから離れ自然に触れ合ったり人と交流したりすることで心が浄化され心身のリフレッシュにもつながるでしょう。
移住の下準備ができる
現在、都市部で働いている人の中には、将来、地元や地方に移住を考えている方もいるでしょう。
プログラムを通してプチ移住体験をすることによって、将来、本格的に移住する際の下見や下準備することが可能です。
移住の具体的なイメージを持つことができ、最適な移住先を見つけられるでしょう。
収入を得られる
ふるさとワーキングホリデーでは、受け入れ先の自治体にある事業者と一定期間の雇用契約を結びます。
よって、雇用契約の元でさまざまな活動に従事することになるため、収入が発生します。
滞在費やイベント参加費の一部は、その事業者や自治体が負担。
よって、お得に生活しながら収入を得ることができます。
学生にとっては、夏休みや冬休みの短期のバイト感覚で気軽に参加することもできるかもしれません。
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まとめ
ふるさとワーキングホリデーでは、収入を得ながら、普通の旅行では体験できないことも体験できます。
将来、移住や起業を考えている方にとっては良いきっかけになるでしょう。
しかし、自治体によって受け入れ期間や滞在中の費用負担が異なる点は注意。
事前に十分なリサーチをした上で参加しましょう。