せっかく書いたWeb記事やブログが読まれない…
これは、メディアを運用している担当者やブロガーなら、誰もが抱える悩みです。
Web記事やブログが読まれるようにするには、新規記事を単に量産するだけではダメ。
既存記事のリライトや、改善も重要になります。
その記事の改善で真っ先に手を付けるべき要素が、記事のタイトル。
タイトル自体は短い文章に過ぎません。
しかし、「読まれるかどうか?」を左右する重要な要素であることに異議はないでしょう。
それでは、具体的にどうすればよいのか?
この記事では、ブログタイトルを改善する5つの方法について解説します。
【参考】フレーミング効果とは?表現や焦点を変えて印象を変える技術
なぜブログタイトルを改善するのか?
記事のタイトルを改善する一番の理由は何でしょうか。
それは、読者目線でも、そして、SEO目線でも影響が大きく、効率が良いからです。
あなたも、SNSやネットサーフィンで見かけた全てのページを読まないでしょう。
しかし、タイトルをみて「これは」と思うものがあれば、アクセスして読むはずです。
読むか読まないかはタイトル次第?
Web記事のタイトルは書籍でいうところの題名や表紙、広告のヘッドライン。
多くの人は、読むか読まないか、タイトルで判断するのです。
広告の父と呼ばれるデイヴィッド・オグルヴィは「ヘッドラインは中身の5倍読まれる」という言葉を残しています。
読者が購読を判断するとき、タイトルは、中身以上に重要なのです。
そして、SEO目線でもキーワードがタイトルに含まれていることが重要。
タイトルにキーワードが含まれていれば、関連性があると判断され、順位が上昇します。
このように、タイトルをの改善は、読者目線、SEO目線の両方で効果が大きいのです。
そして、タイトルを改善することは、新しい記事を書くより時間がかかりません。
タイトル改善することは、既存記事の改善の中でも、かなり重要で効果が大きい、効率的な施策と言えるでしょう。
ブログタイトルを改善する5つの方法
それでは、ブログタイトルを改善する具体的な5つの方法を解説します。
1. 数字を入れる
ブログのタイトルに、数字を入れることを考えてみてください。
数字を入れると、タイトルはより具体的になります。
具体的な情報は「あ、こういうことについて書いてあるんだな」と読者が理解しやすくなり、アクセスを促すことに繋がるでしょう。
改善例:ブログタイトルを改善する方法 → ブログタイトルを改善する5つの方法
といった具合です。
2. ターゲットを絞る
ターゲットを絞って具体的にするのも有効な方法です。
読者を決めて狙い撃つと、「自分に関係ありそう」と思ってもらえます。
そうすると、アクセス増加と購読に繋がります。
特定の層向けに特化しているブログ・メディアでは実行し易い施策。
ぜひ、ターゲットを決めて、タイトルを具体的にしてみてください。
改善例:ブログタイトルを改善する方法 → Webライター必読!ブログタイトルを改善する方法
3. 心理技術を活用する
心理技術を使って、「ついつい読ませてしまう」タイトルにします。
人間心理の原理原則に訴えることができれば、注意を惹きやすくなるもの。
使える心理技術には、色々なものがあります。
例えば、禁止されるとその行動をしたくなる「カリギュラ効果」は、ブログタイトルで使いやすいと言えます。
他にも、隠された情報への興味・好奇心をくすぐる簡単な方法として、
「秘密の」
「禁断の」
等のワードを入れるだけでも効果的です。
しかし、やみくもに使っても大して効果はありません。
また、実体のないまま変に煽ってしまえば、メディア自体の信用を失うことに繋がります。
例えば、一般的な情報に対して「秘密の~」と入れてしまえば、「そんなこと知ってる」と思われてしまいます。
そうすると、「つまらないメディアだ」と思われ、もう読んでくれなくなるでしょう。
それぞれの心理技術の特性を理解して、適切に活用することが重要です。
改善例:ブログタイトルを改善する方法 → タイトルがそのままでいい人は読まないで!ブログタイトルを改善する方法
4. サブキーワードを盛り込む
SEO的な観点からは「サブキーワード」を入れると効果的です。
サブキーワードとは、メインのキーワードと一緒に検索されている言葉。
例えば、この記事では「ブログ」がメインのキーワード。
そして、「タイトル」がサブキーワードという位置づけです。
1つだけでなく、複数のサブキーワードを入れることも検討してみましょう。
注意としては、記事のテーマからズラしてまで、無理にサブキーワードを入れることはおすすめしません。
最終的には読者に読まれなければならないので、上位表示されたとしても、タイトルが理解されなければ読まれないでしょう。
自然な形でサブキーワードを盛り込むことが重要です。
5. ベネフィットを入れる
メリットだけでなく、ベネフィットも入れられないかを考えてみましょう。
ベネフィットとは、「特定のターゲットが記事のノウハウを活かすことで得られる良い未来、結果」のことです。
ベネフィットを入れることで、より読んでみたいという気持ちが強くなります。
重要なのは、メリットや内容は一緒でも、「ターゲット次第でベネフィットは変わる」ということです。
例えば、「ブログが読まれる!ブログタイトルを改善する方法」という記事があったとしましょう。
これは、メリットのみを記載したタイトルです。
これを、ブロガー向けなら「アフィリエイト報酬爆増!ブログタイトルを改善する方法」と改善することができます。
しかし、アフィリエイト報酬が重要でないWebライターや社長、起業家には刺さりません。
Webライター向けなら「ライティング報酬アップ!?ブログタイトルを改善する方法」に。
社長・起業家向けなら「見込み客をオウンドメディアから獲得!ブログタイトルを改善する方法」にした方が、ベネフィットとしては魅力的です。
このように、同じ内容でもターゲットによってベネフィットは大きく変化します。
ベネフィットを正しく作るには、ターゲット設定とリサーチがポイントになるのです。
【参考】カリギュラ効果とは?を基礎から解説!マーケターは閲覧禁止
わずかなブログタイトル改善で大きな成果を
この記事では、ブログタイトルを改善する5つの方法をお伝えしました。
文字数は少ないですが、読まれるかどうかを大きく左右するのがタイトルです。
ちょっとした工夫で読まれるかどうかは大きく変わります。
ぜひ、上手く改善して、効率良く成果に結び付けていきましょう。